なんだろう、小難しいことを考えずに、目の前のことに全力でぶつかっていた、当時の勢いを、音楽と共に思い起こすのかな。
運転中に口ずさんだりすると、疲れも飛んで行くよう

そんな感覚をもっと味わいたくて、最近では大好きな80年代の洋楽CDを図書館で借りるのが、密かな愉しみとなっている。
先日、80年代映画音楽ものを借りたのだが、フラッシュダンスやフットルースとお決まりのヒット曲が続いた後、静かにマイ・ファニー・バレンタインの女性ヴォーカルが流れてきた。
憂いを帯びた歌声は、透明で、しかし芯があるのか、弾力的かつしなやか。すぐに虜になってしまった

けど、こんな歌い手さんっていたっけ!?
と、不思議に思いライナーを見ると、ミシェル・ファイファーが映画ファビュラス・ベイカー・ボーイズの中で歌っていたものだった。
昔、この映画を観た。全編に流れるジャジーな音楽。やるせない想い、葛藤。
まだ社会人になって間もない中で観たこの映画は、手の届かない大人の世界であり、哀しくもとても格好良かったのを覚えている。
しかし、ミシェル・ファイファーは魅力的だったな。最近、といってもちょっと前だが、アイ・アム・サムにも出ていたが、その時もこの魅力的な女優は誰だろうかと考えながら観ていたら、ミシェル・ファイファーだった。
映画の中の女優さんを観るのは、人生の折々で、恋人と素敵な再会を果たすような、そんな感じ。
次はどんな出会いになるのかと考えると、今から楽しみだ
