オッペンハイマー | ゆきねむ

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あまりにもだらだらした生活にきりをつけるため日記の執筆を決意w

夫が就寝後、眠い目をこすってほぼ毎日更新中!

映画 オッペンハイマー観てきました。

公式HPが探せないのですが、ないのでしょうか?

確かに、公開も賛否両論あったような気がするのでそういう配慮なんでしょうか?

って、思ってましたが、ありました。Wikipediaから行けました。公式HPはこちら

いつも検索したらトップに出てくるので、しばらく探しもなかったのでないと思ってしまった。

そもそも、検索トップにあがってこないのが、いろんな配慮なのかなぁ

ホームページにも、映画鑑賞にあたってのご注意とかが目立つ感じになっています。

 

監督は、クリストファー・ノーラン

メメント、インソムニア、プレステージ、インセプション、インターステラーなど観てます。ダンケルクはどうだったか…

難解だけど面白いクリストファー・ノーラン監督作品

たぶん、今回の映画は、クリストファー・ノーラン監督の作品じゃなかったら観てなかったかも…

 

さてさて、オッペンハイマーですが、結論として観てよかったです。

間違いなく反戦映画だと感じました。

 

オッペンハイマーは、原爆の父と呼ばれる科学者です。

第二次世界大戦で、広島、長崎に原子爆弾を落とされた日本としては、非常に微妙な人物ではあります。

しかも、ダイナマイトのように、発明が後に武器になったのではなく、武器として開発してしまっています。

 

この映画にはモノクロパートとカラーパートがあります。

普通、モノクロパートは過去、カラーパートは現在とか未来だと思うのですが、そこが落とし穴で、モノクロパートの方が時代が新しい…

ノーラン監督 観客をまどわしにきます!!

しかも、カラーパートは、オッペンハイマーの視点なんですが、過去の回想も出てくるので非常に混乱します。

頑張ってついていきました。

オッペンハイマーの生涯(学生時代からマンハッタン計画その後)、オッペンハイマーの聴聞会、ストローズの公聴会が交錯します。

 

もうね、人の顔と名前が全然覚えられなくて、大変苦労します(笑)

有名俳優が出てきますが、私が知っていた頃とは、全然印象が違っていて、かなり落としを召されているので、それもビックリ!

って、私が映画にドハマリしていたのは、学生時代とかなので、そりゃそうよね…

 

マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、ジョシュ・ハートネット、トム・コンティ、ケネス・ブラナー、ゲイリー・オールドマンなどなど…

 

ここから、ネタバレありです。要注意!

 

 

 

 

 

核実験の映像はかなり衝撃的でした。

実験の成功に喜ぶ人たちに、強い怒りも湧きました。大量に人を殺す兵器を喜ぶなんて…と…

でも、私も、ものづくりを仕事としていた頃があるので、単純に、プロジェクトの成功を喜ぶ気持ちはすごくわかります。

そこには、複雑な気持ちがありました。

 

ドイツが降伏し、もう原子爆弾の必要がなくなったのに、日本があるじゃないか…

ってくだりは、現実起こったことなので、わかっていることなのに、なんで止めてって思っている自分がしました。

戦争を止めるためって、まことしやかに言われますが、鉄鍋やお寺の鐘まで供出してたんだから、原子爆弾がなくても、先は見えてたんじゃないかなって思います。単に実験したかったんだよね

 

実際に戦争で使用された後に、映像を確認するシーンがあるのですが、オッペンハイマーは目を伏せ、その後、良心の呵責なのかうなされたりするシーンがあります。が、その際に、少し被爆と思われる映像が出てきますが、実際とは程遠いゆるい映像です。私的には、そこは現実を!と思ったのですが、夫は別の考えで、この映画でそこまでやると、拒否反応を起こして観ないって人も出てくるかもしれないから、入口として、ここはソフトにしておくのがいいのかも的な意見を言っていました。あと、この映画は、原爆の悲惨さを伝えるのがテーマではなく、科学者オッペンハイマー人物を描くものなので、そこは深堀りしなかったのかもしれません。

 

そして、科学者達は、この爆弾が完成したら、抑止力になって、戦争が終わると言ってましたが、悲しいことに、現時点に置いてまったく戦争は終わっていません。

人間は愚かすぎる…

 

トルーマン大統領は、すべての責任は私にある!と、なかなか良さそうなセリフを良いますが、それは、責任はっていうより、手柄はに近いと感じたし…

ストローズの嫉妬は醜く恐ろしい。女性の嫉妬より、男性の嫉妬の方が数千倍醜く恐ろしいと感じました。

 

うまくまとめられませんが、唯一の被爆国の国民として、この映画は、観ておいた方がいいと感じました。