プレゼンテスギさんへ | ゆきねむ

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「ゆきののねむねむ日記」略して「ゆきねむ」

あまりにもだらだらした生活にきりをつけるため日記の執筆を決意w

夫が就寝後、眠い目をこすってほぼ毎日更新中!

関西に住んでいた頃は、お気に入りのレストランを見つけて、季節ごとにリピートして訪れてってことをしていました。

ちょっとシェフやスタッフさんと仲良くなれたりして、とても楽しいのですが、関東に引っ越してきてから、素晴らしいお店はたくさんあるけど、通い続けたいって思えるお店が、なかなかありませんでした。もちろん、通いたいお店が全くないわけではなく、お値段的にあわなかったりとか、距離が遠かったりとか、いろいろ理由があってです。

 

が、そんな中、ちょっと距離が遠いのに、これは通いたいってお店が登場しました。それが、プレゼンテスギさんです。

場所は千葉県の佐倉市です。遠い!!遠すぎる!!!

でも、その遠さをものともしない魅力にあふれているのでした。

 

超予約困難店ですが、なんとか潜り込んで、潜り込んでしまえば、後は、来店時に次の予約が出来るので、通い続けることが出来ます。嬉しい♪

たまに、Facebookで情報発信されているので、あー今度は、この食材にお目にかかるのかしら?と、いろんな意味でドキドキしています。

今回は、カミツキガメとジャンボタニシにドキドキでした(笑)

 

さてさて、この日は、時間までは千葉県の謎解きを楽しんでから佐倉へ

いろいろ食べすぎ気味だったし、天気も良かったので、運動がてら徒歩でお店まで、20分くらい歩きます。

 

 

紫陽花が咲き始めていました。お庭もいろいろご自分で頑張ってらっしゃるようです。

つばめさんが子育て中でした。

 

楽しい時間のはじまりです。

 

〜シェフからの最初の贈り物〜

定点トマト飴

葉っぱはローズゼラニウム 噛むと薔薇のような味との説明。

馬鹿舌ではよくわからず。でもでも、美味しい一口目です♪

 

出た!ジャンボタニシ!!

これは、メニューにのってないサービスの一皿です。

お庭のノコギリ草とエシャレット、佐倉の鳥の卵のでつくったタルタルソース!

このタルタルが絶品!タルタル欲しい!

 

ドリンクは、Sugiのスパークリングとスパークリングワインで…

 

さらに、メニューにないお料理が続きます。

カミツキガメではなく利根川の天然のスッポンでした。

佐倉のオカワカメ、佐倉のゆずドレッシング、檸檬果汁泡ソース

スッポンはどちらかというと苦手なので、普段は全く食べませんが、Sugiさんでなら食べれます。食べます!!

 

きのこ達

シェフが山に入って採ってくるキノコ達です。

 

ザリガニのアメリケーヌソース

たまご茸、やまどり茸、赤やまどり茸が入ってます。

これまた、絶品。メニューにのってない料理で、こんなに興奮してていいんでしょうか!!

 

さあ、やっとメニューの料理が登場です。

新玉ねぎとフォアグラ

上のアートっぽいのは、竹炭と玉ねぎの皮。黄色い粒粒は、人工イクラの製法で作ったオリーブオイルの粒粒。

フォアグラを玉ねぎの泡が包んでいます。

これが、悶絶級の美味しさなんです。あーたまらん!!!

心を鷲掴みにされました。

 

佐倉の魅力

佐倉蓮根の天ぷらの上に一本ねぎ。このサイズだと根っこまで食べれるとのことです。

蓮根の下には、佐倉のウドと柚子。

付け合せは、昨年漬けたらっきょうをさらにビーツで二度漬けしたもの。

蓮根は、あげても、灰色にならない新物とのこと!

蓮根がシャッキシャキです。当たり前ですが、天ぷらもお上手。死角なし!

 

夫は、ここで、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを頂きました。

 

定番 クロワッサン

正真正銘の焼き立て!!

10分前に発酵を終わらせて焼き上げてるのです。

絶品です。はじめて食べた時の感動を今も覚えています。

佐倉の六条麦の粉も香ばしくてええ!

 

GV鰹

すべて赤い見た目にしたかったという一皿

勝浦の鰹にGVで中骨の出汁とフランボワーズのソースを染み込ませてるそうです。

下のソースは、八千代の牛乳と自家製ヨーグルト

美しいお花はビーツです。

 

挑戦

利根川の鯉をハモと同じ要領で骨切り、利根川のハゼ節、上にはあざみの根っこの皮だけをバルサミコで味付けしたもの。ごぼうのような味です。

ソースは、佐倉のマスタードとイタリアのマスタードを混ぜてマイルドにしたもの

 

野生のフラン

利根川の天然うなぎを朝おろして、炭火で焼いて、牛の赤ワインソースで柔らかく煮込んで…

手が混んでます。そこがスギさんのすごいところ

まったく手間を惜しまない。

食材を無駄にしない、千葉の食材を極限まで活用することに情熱を注いでらっしゃいます。

フランは佐倉の軍鶏の卵とスープで、上には、ほうれん草に似たシロザという野草のソテー。

私、うなぎ苦手だったはずなんだけど、めっちゃ美味しいんですけど!!

 

本日の焼き立てパン

はたむぐりさんの無農薬の手積みの麦でつくったフォカッチャ。

パルミジャーノ・レッジャーノが使われています。お代わりも出来ます。私はしなかったけど、夫がおかわりしてました。

素朴で美味しいです。

 

アイスキャンデー

ブルーベリー

龍泉刃物は相変わらず美しい。

 

High&Lowステーキ

いつもは、牛肉をお願いしていましたが、はじめて豚肉にしてみました。

銘柄聞き逃しました(T_T)

シェフはSNSでも、質問してくださっていいですよ〜って優しいお言葉をくださいましたが、引っ込み思案で無理(笑)

人見知り体質の夫婦なので、もっと回数重ねないとお言葉に甘えれない…

もっと通うぜ!!

あー豚もめっちゃ美味しい♪

悶絶悶絶

 

ここで、私がドリンクを、SUGI季節のジュースに変更。トマトでした。これがまた美味しいのよね。

 

杉寿司

これまた定番のメニュー

日本米と古代米のリゾットをお寿司に仕立ててます。

軍鶏の卵黄を感想させてスライスしたのが、カラスミみたいな見た目になっています。

お魚はメバチマグロです。もちろんGV!

うんまい!

涙でそうなぐらい美味しい♪

でも、もうコースが終わりに近づいてるんだなぁっていう寂しさも出てきました。

このお皿はずっとずっと出続けて欲しいなぁ♪

 

〜再生〜

スッポンの甲羅と骨のスープ。銚子ののげ海苔、アミガサダケ

スギさんの畑のミントと、オリーブオイル

この一皿に、海と山と川が入っています。

ミントがアクセントになって面白いです。

 

出会いとひらめき①

はたむぐりさんとの出会い

ほうれん草の根っこを40分じっくりとロースト!

葉っぱはソースに、イタリアの生ハムをすりおろして…

芸術は爆発だ!!

って感じですよね。

 

Sugi畑をお皿に乗せて

佐倉の紫キャベツ、山武の黒豆、奥様のお父様がつくってくれるお花達。

 

私が大理石の壁の写真を撮ってたら、シェフが壁の話をしてくださいました。

これ、シェフの手積みだそうです。

イタリアで大理石のタイルを買って、それを自分で…

ただ、イタリア人が適当すぎて、サイズがバラバラで大変だったとのこと…

あとから、こういうのは、おおきいままの大理石を買って、日本でカットしてもらうと良いんだよって教えてもらったそうです。

あわないところは、シェフが大理石をカットして隙間を埋めてるとのことです。

ふふ

イタリア人適当って話面白くて好きだ!村上春樹さんのエッセイを思い出しました。

それは、切手の話でしたが… 郵便局で、国際郵便の切手の価格が、適当って話でした。日本じゃ考えられない。

 

出会いとヒラメキ②

アナグマさんとの出会い

この子は、前回もあったなぁ

アナグマってビビってましたが、言われなければ、豚かな?イノシシかな?的に食べてしまえるお肉です。

 

本日のパスタ

自家製ルッコラを練り込んだパスタに、銚子のヨシキリザメの自家製フカヒレ、千葉産の鹿のもも肉のミンチ、真竹。

上に乗ってるのは、スベリヒユ ぬめりとか酸味が特徴で、スーパーフードって言われてる雑草(笑)

そのへんにうわってるみたいです。

スベリヒユ可愛い♪

パスタはペロリと…

ちょっとクルクルがしにくい器なので緊張。

 

エアーアイス

富里の赤肉メロンに、お庭のマリーゴールドとホワイトチョコレートをあわせて ふわっと華やかに!

カトラリーは器にあわせてシルバーで…

写真ではゴールドにみえちゃってますが、シルバーの器なんです。

メロンうま〜なんですが、夫は残念ながらメロンが苦手。可愛そう。たくさんもらいました♪

お互いの苦手は、助け合います。

二人共が嫌いなものって少ないのが救いかも!

 

桃のニョッキ

新じゃがいものデンプンから作った粉から作ったわらび餅風のニョッキに、皮も使用している桃のスープがかかってます。

緑のはセロリのシャーベット。

夫がお気の毒 セロリが苦手。ちょっと食べてみてましたが、無理だったようで、私が頂きました。

私はセロリ大好き♪

シャーベットはそのままだと、ちょっとセロリがきついですが、桃とのマリアージュが素敵。

そして、わらび餅風のニョッキ?がめっちゃ美味しいんです。

ニコニコ笑顔になります。

 

食べられなさそうで食べられる

定番のイノシシ脂とどんぐりのフィナンシェ。

千葉には、バターがないので、通常のフィナンシェが作れないとのこと!!

誰か、千葉の牧場の方、美味しいバター作ってください。

今のモアイさんも好きですが、シェフがつくった本当のフィナンシェも食べてみたいです。もちろん千葉県素材で!!

千葉県産アーモンドも欲しいところ!

 

食後のお飲み物

エスプレッソと、Wild Berry Hibiscus TEA

ほっこり

終わってしまった悲しみもあるけど、充実感!

ほんと、素晴らしいお店です。

 

食べられないけど食べられそう

毎回、ちゃんと使用しています。

スギの余韻

 

次回もちゃんと予約できて幸せ。

人気のようで、思ってたより先になってしまったけど、こうして予約させてもらえることが幸せです。