長男くんの「スポーツよりも勉強の方がつらかった」発言。
 
陸上やサッカーなど、一応、彼にも辛く苦しいスポーツ少年時代がありました。
 
高校受験のため、サッカーのクラブチームを辞めて、中学校の部活に入れてもらい、引退まで試合にも出してもらいました。クラブチームで、次男くんと共に吐くほどの地獄のトレーニングを味わい、泣きながら頑張っていました。
 
体力、身体能力も次男くんのほうが優れていて彼も認めていました。 
『俺はサッカーで高校に行こうとは思っていない。大学進学を考えて○○高校くらいの進学校に入りた
い』 そう決めて次男くんとは別の道へ・・・。それから大学合格するまで、テレビもない部屋で一人暮らしして(一浪してる)予備校行って、毎日毎日、勉強に励んだようです。目標の大学に入るまでは友達も作らない、遊びにも行かない、実家にも帰らない。恐ろしいくらいストイックな生活だったようです。
 
大宮にいたのですが、たまに「大宮に行く?」と聞くと『絶対にイヤだ!』と言います。思い出したくない、そうです。
 
 
次男くんと同じチームを辞めると言う話も、そんな大げさなと、笑われてしまうでしょうが、当時の長男くんにとってはそれはもう大きな大きな決断でありました。 幼少から、イノシシのような次男くんに追われ続け、兄として絶対に何事も負けるわけにはいかない。苦しい思春期だったと思います。グレれこともなく、スネることもなく、冷静に自己分析していた?彼でした。 まあ、高校時代もガリ勉タイプではなく、おシャレも楽しみ、ふつうの兄ちゃんやっていましたが。
 
余談になりますが
『彼女いるの?』 母の質問にも 『特別にそーゆーのは要らない。大学行ってからでいいや』
なーんて、母は、まんまと騙されておりました。適度に女友達は居たみたいですね。
今では、チャングンソクのような髪型で、いったい何してるんだか。
そんな長男くん、自らの経験から 「根性、忍耐はスポーツよりも勉強で養われる」の持論に至ったわけです。
 
 
やはり、次男くんは兄を超えることはできないのだろうか・・・。
このたびの大学進学も、兄に少しでも近付きたいが故の、次男くんなりの『根性』『頑張り』なのだと思います。  しかしながら次男くんよ。わずか1200文字の論文(自己推薦文?)に、何日かかっているのだ。 『なんでそんなにスラスラ文字が浮かんでくるんだ。代わりに書いてくれ』 母が下手な文章書いているところに来て、泣き言。  
 
作文用紙に三行書いて止まっている。三行詩じゃないんだから。
 
『長谷部誠の本、良かったよ~。読んだ?』 母の問いに 『ああ。見たよ』 
 
 本は見るものではない。読むものである。 By, 母。