ATMで大金を下ろした。
一気に、42万円だ。
下ろした後に気がついた。
お金を入れるためのサービス封筒が、このATMにはもう置かれてはいないことに。
バッグの内ポケットに42万円を直入れし、抱えた小脇を締める気持ちで帰った。ちょっと挙動不審だったと思う。引ったくりに狙われやすそうな空気感。
このお金は、向こう半年分の生活費として下ろした。
だーーーれも覚えていないと思うが私は今年、袋分け家計管理デビューをしている。
食費・医療費・日用品費の合計予算を、1ヶ月7万円と定め、袋に分けて入れておくだけ。
７万円×６ヶ月＝42万円をまとめておろし、それを各月ごとに袋分け管理をするという家計術だ。
ただこのやり方も早々に破綻した。
日用品店の「おまとめチャージキャンペーン」につられ、現金を翌月から前借りしてチャージしたりというイレギュラーが、度々発生したからである。
1ヶ月7万円で、ガチっと固めるのは無理だった。
無理だったけれども、1ヶ月単位で収めることはできなかったけれども、半年間という長いスパンでならなんとか、この42万円を目安に調整することができた。
1ヶ月7万円は超えても、半年42万円というラインは超えない。
予算が現物目視できるというのは、本当に素晴らしい。
いちいちノートの数字を追わなくても、パッとみて、パッと万札を数えれば済む。
現金は強い。我が身への迫り方も違う。
そして、現金を触りながら袋に入れていると、そうそうこれこれ！私はこれが好きなんだよね！という（誰にも言えない）気持ちになる。
私は服より、バッグより、化粧品より、なによりお金が好きなんだよね！と初心にかえる。
お金よりスタバが好きな人には無駄だが、スタバよりお金が好きという人は、ラテ代も全部現金払いにするといい。
絶対に、貯金に効く。
スタバでたまるポイントよりも、はるかにたくさんのお金が通帳に貯まるぞ！
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