「ゆきんこってお金に苦労してなさそうだよね」とこれまで何度か言われたことがあります。
ちょっと高いものを、あまり悩まずにポンと買いそうなイメージがあるようで、しかし実際に「ポンと買っている」場面を誰も見たことはないはずです。
先日記事にした「逆マウント」の話、こういうちょっとした会話の中で金遣いの荒い女のイメージがつくのかもしれません。コスメにお金をかける=家計に余裕があるように見えるのでしょう。
私は金遣いが荒く見えるだろうかと仲良しのお隣さんにも聞いてみたところ、このような声を頂きました。
「金遣いが荒そうには見えませんが、お金に困ってなさそうだとは思います。」
ありがとうお隣さん、大変気を遣わせる話題を出して申し訳なかった。
「ジャージで外に出たりしないからじゃないですか?いつもお化粧しているし。」
ありがとうお隣さん、フォローに次ぐフォロー恐れ入る。
主人曰く、貧乏くさく見られるより余程良いじゃないかとのことで、たしかにそれは一理あります。
しかし私はケチに誇りを持っている人間で、限られた稼ぎの中から小金を貯めることを日々の生きがいとしています。お金に余裕があるというイメージを持たれるのは本意ではありません。
そうですね、贅沢を承知で言わせていただくならば、私が人にどう見られたいかといえば、お金持ちだとか貧乏だとかそういう話題のそぐわない「お金のニオイがしない人間」に見られたいと思っています。
つまり品良く見られたいということですが、皆さんご承知の通り、品を手に入れるのはお金を稼ぐよりもよほど難しいのです。
私の知人に、60代のご夫婦がいらっしゃいます。高級車に乗っているわけでも高そうなアクセサリーをつけているわけでも無い、普通のいでたちにも関わらず夫婦そろって何故か漂う「ただ者じゃない感」。
私はこのご夫婦みたいな空気をまといたいのです。白Tシャツにパンツ、サンダルに布バッグという私でもできる格好なのに何故こんなに綺麗で上品なのか。
ユニクロのシャツがエルメスに見えてくる謎のオーラと、お金の話が似合わないけどお金の話もできる人当たりの良さ。高価な品をポンポン買いそうにはないのに、持っている物すべてが高価そうに見える不思議。
これこれ、こういうの!私もこうなりたい。
自宅を行き来するようになり奥様とすっかり仲良くなった頃に分かったことですが、ご夫婦は東京でいろいろと事業をしていたその経営権を全て後継に譲り、老後の住処としてこの地域に越してこられたという本物のお金持ちさんでした。
お金で品は買えませんが、お金があることで余裕が生まれ、その余裕が品を生むのかもしれません。
お金があるから品があるとは限りませんが、お金がないことには何も始まらないという可能性もあります。
なんせ「品」というものに縁遠い私ですので、それを得るためにどこからどう攻めたら良いのか分からず、とりあえずお金持ちになることをまずは目指そうかと思った次第です。
そういう話を主人にしましたら、品が欲しけりゃまずお金お金言ってるそのブログを書くのをやめたらと言われました。ド正論ですね。
※現在とんでもない値下げっぷりを見せているこれ。
私はこれを、値下げ前の2500円で買いました。
2500円ですよ。
それでもお得だと思っていたのに、現在1800円ですって。
なんだか物凄く悔しいというこの気持ちを、
品に乏しい私は来年の今頃もまだ絶対引きずっていると思います。
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