今夜聖なる夜。
気がつくと手のひらに大きな血豆が。

それは
夜な夜なアイスケーキを作って疲労していた身体にムチ打つように、
バッティングセンターで150球真剣勝負してしまったからでないと。

こんなイブの日にいい大人が家族をほったからして、本気でスイング。
何名かは手の皮が剥け、ぼくには血豆ができたわけで。

付帯するゲームコーナーで七見さんに色っぽいお人形さんを取って帰ってあげようと二千円つぎ込むも成果はゼロ。

100円で中古のボール三個売りますの壁紙を見て、帰り際にジョニーがおばちゃんに100円渡したら、なんと五個もくれたのは何気に嬉しいクリスマスプレゼントだった。
けど、マナヤングーには怒られるに決まってる。

スポーツマンらしくさっそうと解散し、帰宅。
七見、二才にパパは野球ーをしてきたんだよとボールを渡したら
おもちゃ箱からプラスチックのゴルフクラブを取り出して、ナナもヤクーをやるいう。

振り上げたものを振り下ろすと、そこには三雲、七ヶ月の頭があった。

一呼吸おいて泣きだしたミクモが
まるでパパパパ抱きしめてよーと
ぼくの方に力強くハイハイしながら寄ってきた。

ナナは知らんぷりをきめこみ、何やら独り言でごまかしていた。

あっと、下に目をやるとぼくの脇っちょでミクモがごろんと泣き止んでいるじゃない。
その手にクッキーを携え、歯も生えていないのにモグモグしていた。

なんだ、頭をゴルフクラブで強打されたときに吹っ飛んだクッキーがおれの側に落ちただけだったか。

ちょっと愛おしくわが娘を思った疑惑の判定。
どっちもどちさ。ドンマイドンマイ。

新生草野球チーム
雪文カチコチペンギンズ。
トライアウトの結果、不参加のあいろくが4番打者に満場一致で決定。

来年こそは球が止まって見えるはず!!
対戦チームもしくは永遠のライバル募集中。

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