私の作品の地味だけどすごく大切な部分。
枠。
実は私の作品の額といいますか、枠は、ほとんどがオリジナルです。
なぜかと言いますと、
欲しい規格のものがなかったから。
額屋に相談しにいったけども、無理だと言われたから。
特注でつくると2ヶ月くらいかかるし、かなりの費用になると言われたから。
んじゃ、自分でやるっきゃないな!ってことです。
そんなこんなで作り始めたのですが、いやはやこれが難しい。
試行錯誤を重ねて、やっと最近納得のいく工程にたどりつけました。
途中からなのですが、
これは45度にカットしたものを接着している図です。
これ以前の作業は、MDFボード(4.0mmと9.0mm)を切り出して、L字に接着するのです。
接着剤が固まるのを一日まって、ウレタン塗装。
ここが以前と違うところ。
以前はニスで対応していたのですが、どうも強度がでなかったのです。
ここは思いきってウレタンでしっかり染み込ませて固めてしまおうと。
(MDFは塗料がすごく染み込みます)
しかも、2度塗り。
1度塗りのして、1日おいてもう一度塗装します。
かなりべったり塗って、カチカチにします。
2日ほどおいてしっかり固まれば、もはや木材ではないほどの固さになります。
また、ウレタンを染み込ませて固めることによって、木が動かなくなり、ゆがみやひび割れがおこりにくくなります。(木は温度や湿気によって伸縮しますので)
四隅のパテ埋め。
売っている額ではここに継ぎ目がある額がありますが、私の作品ではフラットにしたいので。
研き。
サンダーで粉だらけになります。
ここへんからは以前と同じですね。
研き終わったら、サフを吹いて。
ここからまた研きます。
と、こんな地味な作業もコツコツやっているんです。