「手話言語法」の制定を求める意見書(案)を提出しました | 上田ゆきこのブログ

「手話言語法」の制定を求める意見書(案)を提出しました

令和3年2月定例議会に、「手話言語法」の制定を求める意見書(案)を提出しました。

 

趣旨は以下の通りです。

 

手話がろう者にとって日常生活及び社会生活を営む上で重要な独自の言語であることに鑑み、ろう者の手話の習得機会の拡大並びに手話文化の継承及び発展を図るため、

1 手話の習得及び手話文化の保存に関する施策について、基本理念を定め、国及び地 方公共団体の責務を明らかにするとともに、手話の習得等に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること

 

2 国民の間に広く手話についての関心と理解を深めるようにするため、「手話の日」 を設け、国及び地方公共団体は、「手話の日」には、その趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めるものとすること 

 

3 国及び地方公共団体は、音声言語を習得した後に聴覚の障害のため音声言語により意思疎通を図ること等に支障が生じた者に対し、手話の習得の機会の提供その他の 手話の習得を支援するために必要な施策を講ずるものとすること。

 

4 国及び地方公共団体は、特別支援学校において手話を習得する機会が十分に確保さ れるようにするため、ろう者である教職員の養成その他の手話の能力を有する教職 員の充実に関し必要な施策を講ずるものとすること

を国に求めるものです。