一昨日のアメトピのおかげで、読んで下さる方が増えてありがたいかぎりですえーんラブラブ

 

 

 

読んで下さった上に、優しいメッセージもたくさんいただいて、本当に本当にありがとうございます<(_ _)>泣くうさぎ

 

 

 

改めて自己紹介をさせてください。

 

 

 

5歳年上の夫とは、同郷ということもあり出会って3ヶ月で結婚しました。

 

 

 

ド田舎出身ですので、東京のど真ん中に出て来て、右も左も分からず、快特は別料金が必要だと思い電車は普通しか乗れませんでした。

 

 

 

今では笑い話です笑い泣き

 

 

 

電車に乗れば、

 

 

「あなたモデルさんですか???」

 

 

というくらい、美しい人だらけで、何もかもが田舎と違う仕様の都会に「疲れたな~」と思って頃に、同郷の夫に出会いました。

 

 

 

同じ方言、同じ料理の味、そして10代の頃に遊んだところが一緒という、最強の人でした。

 

 

 

夫はいわゆる仕事人間で、趣味は映画を観ることくらいで、それ以外は殆ど仕事・・・

 

 

 

もちろん子育て中はワンオペでした。

 

 

 

土日は完全に休みだったので、土日は夫も子育てをして、というか、土日はほとんど夫が家事と子育てをしていました。

 

 


結婚当初から単身赴任でしたので、単身赴任もたくさん経験しました。

 

 

 

仕事のためだからしょうがない。

 

 

 

単身赴任も時には良いスパイスになるんです。

 

 

 

ちょっとマンネリ化してるな~という頃に単身赴任になるので、離れるとこれが不思議とお互いに優しくなる。

 

 

 

そんなことを繰り返して20年・・・

 

 

 

そう、ちょうど20年目の年に夫に膵臓ガンが見つかりました。

 

 

 

見つかった時には既にステージⅣ。

 

 

 

手術は不可。

 

 

 

延命治療のみが残された道でした。

 

 

 

長女は受験生。

 

 

 

子どもの心理的負担にならないように、ギリギリまで隠すか、それとも初期の段階で言うか。

 

 

 

夫婦で話し合った結果、子どもを信じて最初の段階でカミングアウトしました。

 

 

 

勘がするどい子どもたちなので、きっと隠していたとしても、隠しきれなかったと思います。

 

 

 

家族全員で闘病を支えましたが、闘病8ヶ月で天国に行った夫。

 

 

 

でも、結婚20年目にして本当に濃い8ヶ月を過ごしました。

 

 

 

嫌いで仕方なかった筋トレを二人でしたり、片道2時間弱かけて通ったセカンドオピニオン。

 

 

 

どの一日を切り取っても、数時間話すことが出来るくらい、朝から夜までの出来事を全部覚えています。

 

 

 

仕事と子育ての真っ最中だった30代の記憶はほとんどないのに・・・

 

 

 

夫は目の前からいなくなりましたが、いなくなってからの方が夫を感じるんですよね。

 

 

 

不思議です。

 

 

 

「こんな時夫はなんていうかな。」

「夫だったらきっとこうするだろうな。」

「夫は多分、反対するだろうな。」

 

 

など、毎日彼のことを考えています。

 

 

 

最初の頃こそ、気を張っていましたが今は少し肩の力も抜けて、泣きたい時は泣く、笑いたいときは笑う生活に戻ったような気がします。

 

 

 

あと、夫が亡くなってから見えたことも沢山あります。

 

 

 

本当に優しい人が分かりました。

 

 

 

口だけではない、ちゃんと行動で示してくれる優しさ。

 

 

 

例えば、遠くても会いに来てくれる。

1周忌を覚えていてくれる。

 

 

 

SNSのおかげでかろうじて誕生日は分かるけど、1周忌なんてよほどの人じゃない限り忘れます。

 

 

 

それでも夫の1周忌を覚えていて下さって、夫に優しい言葉をかけて下さった方を、わたしは一生忘れません。

 

 

 

そして、自分もそういう人になりたいな、と思いました。

 

 

 

あ、そうそう。

 

 

 

大事な家族をもう一人紹介します。

 

 

 

愛犬です音譜

image

(目にできものが出来たので、診察する前の緊張した顔)

 

 

 

元は野良犬だったそうです。

 

 

 

保健所に収容されて、殺処分を待っていた時に引き出されました。

 

 

 

彼を引き出して、保護してくれた方に心から感謝します。

 

 

 

今では彼無しの生活は考えられません。

 

 

 

夫が亡くなったその日、本当は知らない人にはけたたましく吠える(普段は吠えない)賢い番犬なのですが、救急隊員の方には一言も吠えませんでした。

 

 

 

「がんばって、がんばって」と言っているように、ずっと夫の手をぺろぺろ舐めていました。 

 

 

 

病院から帰って来たのは夜がだいぶ更けていましたが、トイレも行かずにじっと待っていてくれました。

彼なりにこの非常事態が理解出来ていたんだと思います。

 

 

 

葬儀屋さんが来て、バタバタしている中でも一言も吠えずに、ただジーっと準備が終わるのを待っていました。

 

 

 

亡くなった直後も生活のリズムがくずれなかったのは、子どもたちのこともあるけど、この子の存在も大きかった。

 

 

 

朝と夜、同じ時間に一緒に歩く。

 

 

 

普通の散歩ですが、わたしにとってこの散歩がどれほど心を支えたか、計り知れません。

 

 

 

人間に例えると、中年のおじさんくらいの年齢ですが、まだまだやんちゃで時々いたずらもするけど、可愛い愛しい存在です。

 

 

 

散歩中に「こんなに足が長い柴犬、初めてみたけどなんて言う犬種なの?」と聞かれたことがあります。

 

 

 

いわゆる雑種なのですが、我が家では「唯一無二の犬種」と言っていますニコニコ飛び出すハート

 

 

 

散歩中、よく会うお友だちも同じことを言っていました。

 

 

唯一無二。

 

 

この子がいるおかげで、生活が整っていると言っても過言ではありません。

 

 

 

少し長くなりましたので、この辺で・・・