3月5日(月)

 

ロンドンに来る前からNational Theatreでどうしても芝居が観たいと思っていたのだ。

池袋の映画館でNational Theatre Live(芝居を映画館で観るあれ)の『フランケンシュタイン』と『ハムレット』を観てから、絶対に行ってみたいと思っていたのだ。

 

『フランケンシュタイン』はベネディクト・カンバーバッチ(これ、わたしの試験によく出る言葉ですよ)と、ジョニー・リー・ミラーが、フランケンシュタイン博士と怪物(クリーチャー)を日替わりで交互に演じるというもので、わたしはどっちのバージョンも観て、とても心動かされた。

National Theatreの中のOlivier Theatreでやったのも知っていたので、その劇場でなにか観なければ話にならない。いや、話にならないことはないが、とにかく観てみたいと思っていた。

 

で、劇場のサイトで予約しようとしたのだが、何度やっても上手くできない。

ええ何度もやりましたよ何度も。

でも出来ないんですよ。

だってここに来てね、ああわたし、よくスマホの地図を観て電車を間違えずに行動できてるなぁ、といつも自分に奇跡を感じているんですよ。

そんな人間はアナログに頼るしかありませんよ。

 

というわけで直接行って買ってみることに。

くしくも現在上演しているのは『マクベス』。

わたしが一番初めに読んだシェイクスピアではないか。

午前中、Embankmentという駅で降り、テムズ川にかかる大きな橋を渡ってしばらく行くと、劇場が見えてきた。

 

 

{DDB3E654-88DE-4AAE-A8D7-EFE602806F9B}
 
{B5BB5067-C695-4A68-8A66-249C4EF29901}

初めてのBox Officeで直接購入。

だがその日のチケットは無いと言われる。ちょっと考えます、とその場を離れソファに座っていると、がっかりしていたのがあまりに分かりやすかったのかおねえさんが駆け寄ってきて「明日ならあるけど観る?」と言ってくれた。なんて優しいんだ。

それで見事予約。

その後は、かの有名なグローブ座の場所を確認しに行き、隣の美術館を覗いてみる。

美術館、博物館にタダで入れるって本当に凄い。

もちろん寄付は募っているし、ショップでついつい色んなものを買ってしまうのだが、あんなに素晴らしい絵や彫刻、貴重な物がタダで観られるって。

 

さて午後は、本日のメインイベント。

わたしの短編戯曲のリハーサルとプレイリーディングに興味があるという俳優さんに会う。

Aさん宅のご近所にあるカフェで会うことに。

マークはありがたいことに日本語もできて陽気で、実験的なことを面白がってくれるひとだった。聞けば、色々考えていて、大きな舞台にも出演していて、とても意識が高い。話を聞けば聞くほど俳優の仕事、権利が守られている国、それがイギリスだと感じる。

彼ならいい感じかも…話してみてそう思った。

 

今回つかう戯曲は『いけない』という20分の短編だ。

それをこちらに住む翻訳家に訳していただいた。

日本では香川の『カブフェス』でしか上演していない。

オリジナルキャストはうちの劇団の松井真人と川本麻里那。

その松井の役の候補がマークなのだ。

そこではっと思い出した。

旗揚げ公演の時の松井の役は……マーク。

 

彼で間違いない。

 

意味のない自信を持ってマークと別れた。

マーク、よろしく。

 

夜は噂の(?)フィッシュアンドチップスを近所の店で購入してみた。

お店のおにいさんに一人前?と聞かれたので、一人前ですと答えた。

 

…え、これ一人前ですか。

 

 

{66BE8BAF-92C8-469F-B1EF-E1D9A1DF4E71}


でかすぎません?

 

 

 

 

 

夜更けに油ぎとぎとになりながら食べて、その日は就寝。