2人立ちで、腹幕のある私たちの虎舞は、1度幕の中に入ると交代不能で、演技が長引いても交代無しです。
ところが腹幕の無いところは、頭と尻尾を交代することができます。
前を向いていた虎が、パッと身を翻す演技は、見ていて「いいな!」と思います。
3人立ちの虎になると、腹幕は無いし、頭と胴と尻尾の役目の人が交代交代。
個々にかかる負担が少なくて済む。
胴の人が頭の人を肩車したり、組み体操みたいにして、虎が立ち上がった時の、虎の大きさを十分に伝えられる。
地上の演技には最適ですよ。
腹幕があるのは梯子上での安全策。
頭を扱う人が足を踏み外しても、幕が体を覆っているので、尻尾側の人が踏ん張れば地上への落下は無いんですね。
お腹側から見られても、人の姿が見えないので、純粋に虎として見ていてもらえる。
それぞれが2人立ち・3人立ちでの演技に特性や特徴を持って演技しています。
いいよなぁ!真似できないかなぁって思うんですけど、特性に特化しているので無理!
松圃以外の梯子虎舞も面白いです。
ぜひWeb上の動画をご覧になられてください。
足4本の虎、足6本の虎。
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