ピレウス港からバスで1時間ほどでアテネの中心部へ到着。
高台に建設されたアクロポリス遺跡群を目指します。
アクロポリスとは「高い丘の上の都市」という意味で、岩山の高低差を活かした防壁は当時のポリス(都市国家)をドーリア人から守る役割を担っていました。
高さ150メートルを下から見上げるとこんな感じ。
紀元前13世紀には壁の建設が始まっていたそうで、その技術と機動力にただただ驚くばかりです。
今も古典劇やオペラなどが上演されるというイロド・アティコス音楽堂。
大富豪がアテネ市に寄贈したそうです。
背後に広がる市街の壮大な景色がすがすがしい。
紀元前408年に完成したエレクティオン。
伝説の王エレクテウスの館として祭神が祀られていました。
左手には6人の少女像が象られた柱が屋根を支えています。
いわずと知れたパルテノン神殿。
15年をかけて紀元前432年に完成し、12mの巨大な守護神アテナ像を祀っていたそうです。
ドーリア式の柱は中間にふくらみをもたせ、上部を細くすることで強度を保っています。
遠目からは垂直に立つ長い一本の柱に見えますが、実はコイル状に削った円柱を積み上げて支えていて、垂直ではなく少し内側に傾かせてあります。これも屋根を支えるため。
間近で見ると実に興味深い建築であり、芸術作品です。
アクロポリス遺跡は予想していたよりはるかに広く、大理石の階段を上り下りするため、滑りにくいスニーカーがマスト!
そしてなにより日よけの帽子と水分補のためのミネラルウォーターも必需品です。
人気の観光地で入場まで時間がかかるため、見学に2時間は欲しいところ。
遺跡を出たら市街地に降りて、ランチ。
ギリシャ郷土料理に定評のある、『Athina Bistrot』。
ふくよかな海老のグリルをハーブを利かせたマヨネーズソースでたっぷりくるんだオシャなプレート。
ほかに美味しかったのは、Souvlaki(スヴラキ)。
豚肉を串刺しにしてスパイスやハーブでマリネして焼き、すりつぶした胡瓜をオイルやヨーグルトと和えたタジキソースやピタパンと一緒にいただくギリシャの代表的な料理。




