【アルベルベッロ】トゥルーリが美しいイタリアの片田舎 | Frankfurt☆Blog

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まだ朝晩は涼しい5月末。

クルーズ船で楽しむ地中海沿岸の旅へ。

7泊8日の旅程は、イタリアを出発し、ギリシャ、アルバニアを経て、最後にクロアチアへ寄港し、イタリアへ戻るというプラン。

 

 

イタリアのヴェネツィア港から最初に向かうのはプーリア州バーリ。

青々としたオリーブ畑が広がる長閑な土地。

一時間ほどのドライブで、丘陵に広がるアルベルベッロ村に到着します。

 

 

青い空に映えるとんがり屋根の住宅はTrulli(『トゥルッリ』)と呼ばれ、この地方独特の建物。

入手しやすい石灰岩で造られていて、キーストーンを外すとたやすく解体できる仕組み。

これは、当時の住民に対する懲罰で破壊しやすくしたという説が有力ですが、課税システムが家屋単位だったために取り壊して節税していたとも言われています。

 

 

16世紀からこの地に建てられたトゥルッリは1600軒を超え、今や世界的に有名なユネスコ世界遺産。

トゥルッリは「一つの入口、一つの部屋」という意味で、中は簡素なつくりですが、白い漆喰の壁が光を取り込んで室内が明るく過ごしやすいらしい。

 

通りを少し脇に入ると、洗濯物が干されていたり、生活感が垣間見えて、いまも住居として使われていることが窺えました。