日曜日の昼下がり、バギーに乗せた子供と外出。
最寄りの駅にはエレベーターがないため、極力、隣の駅のエレベーターを使って自宅まで歩くようにしています。
その日は荷物が多かったので已む無く最寄り駅のエスカレーターで慎重に昇っていました。
突然、エスカレーターが停止。
しばらく待っても動かないので、子供をバギーから降ろし、手を取って、止まったエスカレーターの段をゆっくり昇り始めました。
エスカレーターの乗り場からドイツ人男性より声がかかり、なにやら仰っていましたがドイツ語で理解できず。
英語で"突然止まっちゃったんです"と応じてまた子供とあるき出したところ、突如またエスカレーターが動き始めました。
一瞬弾むような衝撃があり、後ろへのめるように倒れて腰と足を強打。
なんとか子供は守ることができて、先ほどの男性が駆け寄って上体も起こしてくれたので無事に地上へ降り立つことができました。
バギーは脚部分がポッキリと折れ、靴は爪先が割れ、腰と足と手にじわじわと鈍い痛み。
幸い骨折はなく、打撲で済んだようですが、子供にも少し擦り傷を作ってしまい、猛省しています。
あのとき、止まっていれば。
あのとき、エスカレーターに乗らなければ。
あのとき、外出しなければ。
ドイツ人男性にあとから聞くと、「また動き出すかもしれないから気をつけて」と注意してくれたそうです。
エスカレーターが途中で止まることはよくあり、足元を強く押すと再度動き出すことが多いらしいのですが、恐ろしいことです。
もっとドイツ語を勉強しておけば。。。
後悔は尽きませんが、これに限らず日常生活にはリスクがつきもので、更に2年近く経過したとはいえ、長年住み慣れた日本ではなく、ここはドイツ。
改めて気を引き締めて過ごしたいと思います。
皆様もエスカレーターに乗る際はくれぐれも気をつけてください。
ドイツのエレベーターも6割はなんらかの問題を抱えているとの報告があります。お互いに気をつけましょう!