(LOVE SONG)  切ないラブストーリーでした。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

 

「(LOVE SONG)」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

タイ勤務を命じられた化粧品会社研究員・ソウタは、現地での初日、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイと奇跡的な再会を果たす。カイはバンコクでカメラマンをしながら音楽活動を続けていた。ソウタはカイへの変わらぬ思いを再認識しながらも、本当の気持ちを胸の奥に押し込めてしまう。

というお話です。

 

 

突如バンコク勤務を命じられた化粧品化学メーカーの研究員・ソウタは、渡航初日、大学時代に突然姿を消した初恋の人・カイと偶然の再会を果たす。あの頃、カイが奏でていた切ないメロディは、今もソウタの心の奥で繰り返し響いていた。

カメラマンとして活躍し、趣味の音楽も続けていたカイは、思いがけない再会に心を揺らす。喧騒と静寂が交錯するバンコクの街で共に過ごすうちに、6年という空白の時間が次第に埋まっていく。



 

しかし、何事にも慎重なソウタは、かつてのカイへの叶わぬ片想いの痛みから心に蓋をする。以前と変わらない態度で接しようとするが、異国で自立し逞しくなったカイの姿に思わぬ距離を感じてしまう。そして時折見せる、どこか物憂げな表情がソウタの胸に不安を募らせていく。

そんな中、カイが学生時代から作り続けていた、“好きな人に最初に聴かせたい曲“がようやく完成し、初めてライブで披露するという噂を聞きソウタの胸に行き場のない想いが押し寄せる。お互いを想いながらも、すれ違ってしまう二人。その両片想いの恋はどうなるのか。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、日本の映画かと思ったら日本とタイの合作で、監督がタイのBLドラマで有名な方だと知り、楽しみにしていました。タイのBLドラマ「2gether」は映画版を観たので、あのイイ感じが日本の俳優で観れるのかなと期待して行きました。

 

なんか好きって言えないから思いがどんどん大きくなっていくという感じが凄く伝わってきて、思っていたよりも切なくて気持ちが持って行かれました。うんうん、そうだよね。突然に居なくなったら訳わからずに混乱して、裏切られたような気持ちになるよねぇ。

 

 

ソウタは幼馴染のカイに恋をして、ずーっと思い続けているんだけど、どうしても言えないんです。昔から一緒にいるし、カイはノーマルなんだろうなという思いで言えなかったんです。大学でも一緒だったのですが、カイは突然に大学を辞めて居なくなってしまい、その時に仲の良かった女子も突然に辞めたので、もしかして一緒にどこかに行ったのかと思って悲しんでいたんです。

 

数年後に仕事でタイ・バンコクに行き、化粧品のプロジェクトに参加することになったソウタは、そのバンコクでカイに再会します。うーん、ここは調子良すぎました。大体、あの広いバンコクの路地で出会えるわけがないでしょ~!(笑)それこそ少女漫画の王子様のように現れて助けてくれたのよ。ここは笑いました。

 

 

再会した二人ですが、もちろんそう簡単には行きません。再会したからって、直ぐに好きとか言えないでしょ。お互いに好きなのに、どうしても心に引っかかるモノがあって言い出せないんです。そんなソウタを見かねて、上司のジンさんが後押しをしたり、友達のヒカリが情報を教えてくれたりして、周りはみんなソウタを応援してグイグイ押しているんだけど、どーも上手く行かないんです。

 

カイの方も色々とあって、カイもソウタの事が好きなんだけど、どうしても言えない理由があるんですよねぇ。それは映画で確認して欲しいんだけど、この部分は日本のまだまだ多様性についていけていない年代のこだわりが生むゆがみというか、ダメな部分だよなぁと思ってしまいました。

 

多様性とかっていうけど、別に多様性だからとかそんなことじゃなくて、男でも女でも好きになるって純粋な事でしょ。同性だろうが別性だろうが好きになることもあるでしょ。好きになることと子供を作ることはイコールじゃないんだから何の問題も無いと思うんだけど、なんで男女にこだわるのかなぁ。

 

 

女が好きだったけど今度は男が好きになったってこともあるんじゃないの?SEXしたいから好きになるわけじゃないでしょ。どうしても性と結びつける脳がおかしいと思うのよ。この映画を観ていて二人が純粋に好きと思っているから、こだわる人たちの考えが理解出来なくなりました。好きなら好きって言っていいんだよ。

 

タイの俳優さんたちもとっても良かったです。コメディタッチで楽しんでいて、ミッチーや藤原さんもそれに混ざったりしていて楽しかったな。森崎さんはミャンマー出身だし、向井さんはお母様がタイ人だそうで、お二人とも日本で活動していながらもアジア圏にルーツを持っていられて素敵ですね。日本って島国だから、ちょっと息苦しいイメージがあるけど、こういう俳優さんたちが集まって映画を作ってくださると、世界が広がって気持ちいいですね。これからもこういう企画をして欲しいです。

 

 

今回はラブストーリーだから、それほどバンコクの紹介は無かったけど、街を走り回ってアクションしたりする映画も観てみたいです。探偵モノとか刑事モノとかで、同性ラブもあったりするお話とかがあったら面白そうだな。但し、虫を食べるのだけは辞めて欲しい。私、どうしてもダメでした。

 

ああー、タイ・バンコク、懐かしいなぁ。若い頃に友達と遊びに行きました。タイからアユタヤを観に行ったり、シルクの服を作って貰ったりしました。懐かしいなぁ。また行ってみたいなぁ。

 

 

この映画、私は、超!お薦めしたいと思います。雰囲気がとても良くて、二人が思い合っているのに近づけないという究極のラブストーリーでキュンキュンしました。男女のラブよりも、切なくて感動しますよね。うんうん。気に入りました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「(LOVE SONG)」