舞台「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」を観てきました。
ストーリーはほとんど無いに等しいのですが、思い出せる限り、なんか、説明してみますね。
ヒトラーは、死んだ後、天国?にて、死んだユダヤ人たちに責められて、反省文を書いています。しかし、心から悪いと思っている訳では無いので、どんなに書いても心が伝わらない。なんたって、ゲッペルスがやった事だし、俺は止めた方がいいんじゃないかなーって思ったんだけど、下の者がやっちゃったからって、どこまでも逃げ腰なんです。
で、神様が、その権限で、弁護士を雇ってくれるんです。その弁護士は、3つの人格を持っていて、探偵と弁護士と腹話術師であり、その男に、ユダヤ人が虐殺されないように、過去にタイムマシンで飛んで、止めて欲しいってことで、過去に飛びます。
で、ヒトラーがユダヤ人をどうするかっていう会議を開いている時代に飛び、彼らの会議に潜り込んで、ユダヤ人の虐殺をやめさせようとするんです。それでも上手く行かず、助手がアンネと出会い、日記を見たりして、過去を変えようとするのですが、それも上手く行かず、はぁ~?と言っている間に、みんなごちゃごちゃになって、まぁ、過去は変えられないよねってことで、元の時代に戻ってきて、仕方ないよねーってことで、他の仕事をしよっかって事になり・・・。
というお話です。
と書いていても、私も、良く解っていません。だって、途中で、ユダヤ人なんて、どーでも良くなっちゃうんですもん。ま、そんな事、どーでも良いっていう、コメディ舞台なので、真剣に観てはいけません。大笑いして、お腹を抱えて楽しんで、それで終わりっていう舞台です。
うーん、内容は無いに等しい舞台なので、何を書いたら良いんだろう。面白かったのは確かです。大笑いし通しでした。特に、最後の裸踊りは、もう、何と言って良いのやら。どうしてそこまで出来るんだって言いたくなっちゃうよ。そんな裸踊りを、賀来くんも成海さんもやっちゃうところが、最高でしたね。賀来くんなんて、幾つかの役柄があるんですが、黒人の男性役をやっていて、日本語もたどたどしかったりして、上手いんですよ。彼の舞台は何度か観ているのですが、上手いですよね。同様に、成海さんも、鉈ぎり丸の時にも観たのですが、今回は吹っ切れていて、楽しかったです。何度か舞台に出ている内に、上手くなっていくんですね。
他の役者さんたちは、もう、安定した役者さんばかりで、古田さん、大倉さん、山西さん、入江さん、皆さん、大笑いさせてくださいました。ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの舞台は、面白いので、出来るだけ観ているのですが、今回は、大当たりですね。もう、本当に楽しかったです。内容なんて、別に無くても良いんです。楽しくて、大笑い出来て、嫌な事が忘れられれば、もう、それで十分なんです。
ケラリーノさんの舞台、もっともっと観たいなぁ。これから、沢山、演ってくれるので、どんどん観に行かなくちゃ。楽しみです。
この舞台、超!お薦めなのですが、もう、チケットは無いんだろうなぁ。もしかして、当日券で、少しはあるのかも知れません。もし、気になったら、ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」 http://cubeinc.co.jp/stage/info/kera-furuta16.html
