今日は、「ドラゴンエイジ-ブラッドメイジの聖戦-」を観てきました。
ストーリーは、
世界を支配するチャントリーと呼ばれる教会で奉仕する騎士カサンドラは、ある晩、師匠のバイロンが一人の少女を抱えて牢獄(ろうごく)から連れ出そうとしている姿を目撃する。カサンドラは、バイロンに少女を連れ出す目的を尋ねると、彼女こそがチャントリーに渦巻く巨大な陰謀の鍵を握る人物だと説明される。すると突如邪悪な魔法使い集団「ブラッドメイジ」の襲撃を受け、激しい戦闘の末、師匠バイロンが身をていして彼女を守るものの、バイロンは命を落としてしまい……。
というお話です。
ゲームが原作だそうですが、やった事が無いので、なんとも比べようがありません。でも、はっきり言って、ストーリーは、子供だましですね。RPGの傑作というけど、これ、傑作なの?だって、ドラゴンが出てくる意味がないじゃん。ドラゴンは、付け添えなの?たとえば、フルコース頼んで、おおっと思ったら、大きなドラゴンの形をした飾り物の下に、ローストビーフ3切れ置いてあって、それだけ食べれるみたいな・・・。ドラゴンは飾りかよっ!!内容に、何の関連も無いって感じ。勿体無いっす・・・。
確かに、ドラゴンの映像は、とっても美しいです。。でもね、人物などの映像は、ゲームと同じで、結構、プラスチック系に見えて、あまり美しいとは言いがたいですね。動きも、モーションキャプチャーを使っているんだろうけど、やはり、他の作品と比べると、劣ってしまうような気がしました。
とにかく、話の展開が、どうしてそうなるの?って感じの場所が多いんです。主人公のカサンドラは、ありえないような身体能力を持っているから強いのはわかるんだけど、体重の軽さと筋肉の量からして、怪物を切ることが出来るとは思えないよねぇ。スポンジみたいなら判るけどさ。でね、ちょっと切りつけられただけで弱くなっちゃうのよ。なんだか、設定がちぐはぐな感じ。
敵も、謎の黒幕といいながら、途中で、どう考えてもこいつだろって判っちゃうんです。ブラッドメイジ(邪悪な魔法使い軍団)も、本当は、なにがしたかったのか、良くわからずみたいな感じで終ってしまうんですよねぇ。だから、ゲームをやってないと判らないのかも・・・。困るよねぇ。原作があっても、映画だけでちゃんと内容が判るように作ってもらわないと、観る人間としては、面白くないんですよ。だって、観る人全員がゲームファンとは限らないでしょ。そこら辺、キッチリやって欲しいですね。
声は、栗山さん、谷原さん、GACKTさんがやっているキャラクターがいるのですが、さすがに上手いですね。栗山さんは、ちょっと辛いところもありましたが、谷原さんもGACKTさんも、完璧になっていました。もう、声の出演も何度目かになるので、さすがです。GACKTさんは、主題歌もやっていて、良かったですよ。
そうそう、アニメだからR指定もPG指定もされていませんが、惨酷な場面が多いので、子供には見せたくないと思いました。こういう惨酷なゲームを子供がやっているのかと思うと、怖いよねぇ。首を刎ねたり、切り殺したり、出来たら、いくらアニメでも見せたくないです。血はドバッと出るしね。アニメの世界もと現実の世界がまったく違うものだと、完璧に理解しているなら大丈夫かも知れないけど、危ないからなぁ・・・。
ゲームをやったことがある方には、問題なく受け入れられる映画だと思いますが、ゲームを知らないと、ちょっと私のように、???ってところが出てくるかと思います。深く理解が出来ないの。それとも深い内容は無いのかな?(笑) 美しいドラゴンの映像が観たい方には、お薦めいたします。気になったら、観に行ってみてくださいね。![]()
・ドラゴンエイジ -ブラッドメイジの聖戦-@ぴあ映画生活
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