こんにちは! ゆきです![]()
本記事では、「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」展に行ってきた感想を書いています。
来年2月中頃までの会期ですので、まだまだたっぷり時間がありますね!
「HOKUSAIーぜんぶ、北斎のしわざでした。」展に行った後、お昼どきに上野へ向かいました。
上野に着いたらびっくり。人が多くて、3連休初日であることを思い出しました(笑)
※わたしは3連休ではなかったので、感覚が少しずれています(笑)
事前に企画展のチケットを購入していたので、スムーズに展示会場に足を進めましたが、当日券を求める人たちは少し並んでいたので、購入していてよかったと思いました。
荷物が多かったので、展示スペースに入る前にコインロッカーに預けました。美術館のありがたいところは、コインロッカーが無料であることです。預けるのに100円玉を入れますが、返ってくるのでありがたい!身軽になって、企画展の入口へ向かいました。
今回の「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」展のナビゲーターが女優の上白石萌音さんだったので、音声ガイドをつけて作品を見ることにしました。普段は音声ガイドはあまり使わないのですが、一人でふらっと立ち寄るときに、より興味のある展覧会だったり好きな俳優さんがナビゲーターをやっていたりするときには使おうかなという程度ですが、今回は音声ガイドをつけて正解でした!
というのも、「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」展も結構混んでいたので、作品の解説文を読むには結構しんどかったんです。音声ガイドは耳から情報が入ってくるので、絵を見ることに集中でき、個人的には大満足して回れた展示でした。
音声ガイドなしのときは、解説文と作品を交互に見ることが多く、ぷつんと切れてしまう感じなんです。解説だけ読んでも楽しみづらいし、絵だけ見てもよくわからないことも多い。音声ガイドなら、絵をじっと見られることが今回わかったので(体感ですし、あくまでも個人の感想です)、次からも音声ガイドを積極的に活用しようかなと思っています。
印象派というと、モネやルノワール、ゴッホ、ゴーギャンの外を描いた風景がぱっと頭に浮かびます。正直、印象派の絵画に室内の作品を描いた作品に印象がなかったので、今回の展示ではどのような印象派の作品を見られるのだろうかと楽しみにしていました。
音声ガイドは全部で17作品の解説があったので、その解説を聞き、また解説のない作品も自分なりに見ながら、約1時間見て回りました。印象派の絵が描かれる時代から、家と外とが切り離されるようになったようで、家の中での様子を描いた作品も結構ありました。また、パトロンたちが少し前の権力者を真似て、肖像画を画家に描かせることが流行ったことも書かれていました。作品全体を見て、描かれる人たちはヨーロッパの富裕層だと思われる人々か画家の親族で、まだまだ印象派の絵画は、庶民とは距離があるものだったように思いました。

個人的に好みの作品は、モネの「アパルトマンの一隅」とアルベール・ベナールの「ある家族」です。画家自身が自分の家族を描いている作品が、家族への愛情を感じられるようで、好きだなと思いました。モネは「睡蓮」の印象が強いですが、このような家族の絵も描いていたことを知ることができ、心が温かくなりました。
また、日本画の影響を受けて描かれた印象派の作品(絵の他に陶器)もあり、なかなか面白かったです。(開国した日本が、海外に輸出するときに浮世絵を梱包紙として使っていて、それを見た画家たちが驚いた、とかそんなことも書いてありました)
そう言えば、北斎は油絵の影響を受けてもいたので、それぞれが影響し合い、新たな絵を生み出していくのは面白いなと思いました。
融合して、また別の新しいものが生まれる。美術に限らず、いろいろなこともそうなんだろうなと思ったのでした。
興味のある美術展を見つけたら、また行こうと思います!
来年の上野は面白い展示が多そうなので、忘れずに覚えておこうと思います!
今回はここまで。読んでいただきありがとうございました♡