しゅんは2018年7月の現時点では、
 
高校2年生の子たちと同じ年齢ですが。
 
中学卒業と同時に、
 
学校は嫌。働く。
 
と決めて現在に至ります。
 
障害者施設や、A型、移行型など、
市役所の生活福祉化の方々と相談しながら
この2年間、いろいろな施設や職場を回ってきました。
 
今は、社会福祉協議会のなかにある施設で
お菓子屋さんなどで使う箱を作る仕事に従事させてただいてます。
 
ここは、しゅんのような運動機能の障害者の施設ではなく
どちらかというと精神疾患による障害者の施設となっていて、
障害者手帳がなくとも通える場所です。
 
ですので「仕事=給料」が主な施設でなく
生活になれていく。
毎日、通うことが大切。
というようなスタンスで、
日給数百円のボランティア施設系の場所です。
 
しゅんが、ここに行き着くまでにはいろいろなことがありました。
 
以前にブログでも書かせていただいた
「シティサポート」という施設に通ったり(順調だったけど経営者が突然変わり進路変更させられ退所)
普通のスーパー、飲食店、コンビニの面接を経験したり(すべて面接前に断られた)
でかなりやさぐれて来てまして。。。
 
何をやっても僕はだめなんだ。
落ち込んだ時期がありました。
 
 
そんな時ずっと相談に乗ってくれていた、生活福祉課の方々に支えられ
「しゅんが自信を取り戻すまで、焦らずここで様子を見ましょう」
となり、現在に至ります。
 
 
通うこと数ヶ月。。。
気持ちに余裕ができたのか
YUKICHIのやっている雑貨屋さんに興味を強く持つようになってきて
(以前にも何度かそういうことはあり、作り方などは教えてあった)
 
「僕も何か作ったら売れるのかな?」
 
っていうので
「もちろん!!! 自由に作ってみたらいいよ」
と背中をチョンと押してみたら。あれよあれよというまに。。。
 
コースターを作ってきました。
 
 
 

 

 

作り方は小学校低学年のときに教えたっきりだったのに

このままお店にも出せそうな仕上がりで。。。

 

「じゃあさ、いつもお世話になっている方にこういうのほしいかどうか聞いてみたら?」

って話たら

 

 

次の日から仕事帰りに、市役所にかよっていきなり販売してきました。

 

「僕の作った商品が全部売れちゃって、注文ももらえた!!!」

 

と大喜びで帰宅。

 

その1週間後、「市役所では売れなくなった。。。」としょんぼり帰宅・・・

 

手広くやりすぎて、市役所から「販売の許可が必要ですが、未成年なのでだめです」

って言われてきました。

 

まぁ、それも勉強!!!

 

 

オーダーとかももらってきてたから本人は気持ちを切り替えて、

次はお母さんと一緒にどっかのイベントで販売してみたい!と

引き続き元気に、商品を作成中です^^

 

やりたいことも見つかって、今通っている施設も安定してきたので

秋口にはもう少し給料の高い(と言っても最低賃金が出るくらい)施設に

移行しようと、先週からいろんな施設見学も始まりました。

 

 

 

 

「みんなと同じように」とか

「こうしてなくちゃだめなんじゃない」とか

しゅんには、YUKICHIの持っていた型や価値観にはとうてい当てはまらない接し方が必要で、

時間もかかる子だと5歳のときに知ったはずなのに。。。

 

やっぱり大きくなればなるほど母が焦ってました。

 

あと3年。

 

焦らず。焦らず。焦らず。

 

どっしりと腰をおろして。

 

しゅんの未来を信じてやってみよう。