看護教員が「頼りない上司」に出会ったときの立ち回り方 | 看護教員応援ブログ

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「この人が主任で大丈夫かな…」
そんな不安を感じたこと、ありませんか?

私もあります。


ある年の実習前打合せ。
実習先との最終調整が必要なのに主任は

「もう少し考えましょう」とだけ。
結局、先方への連絡が遅れて、「どうなってますか?」と聞かれる始末。

そのとき思いました。
「この人を変えようとしても、自分が疲れるだけだ」と。


1. 判断が遅い・優柔不断な上司への対応

実習のスケジュールや学生対応は、タイミングが命。
でも、上司がなかなか決めてくれないと困りますよね。

 

そんなときは、「どうしますか?」ではなく

「このケースはA案で進めたいですが、よろしいですか?」
結論をセットで持っていく。

 

さらに、
「〇日までに決めないと病院側の調整に影響が出ます」
と期限を添えると上司も動きやすくなります。


2. 経験不足・知識不足な上司の場合

新任の主任や、現場経験が浅い上司だと

判断がブレることもあります。


以前、統合実習事例のシミュレーション準備を

していたときのこと。


主任が「これ、もう少し簡単なケースに変えた方がいいかも」と言い出し、直前でプランが変わる危機に。

そんなときは、
「以前、簡単なケースにしたときこのような支障が出ました」
と、短く事例を共有。

 

ただし、けなす感や助けてあげる感は出さないこと。
あくまでもみんなのメリットのためにという

雰囲気を意識します。


3. 指示があいまいな上司への対応

指示が二転三転するのでは、現場は混乱します。
例えば、打合せ資料の修正を指示通りにしたのに
結局主任が別の方針を出してきて二度手間になったことも…。

 

だから私は必ずこう確認します。


主任の前回の~~した方がいいとの指示はどうしましょう」

 

その場で確認できないときは、メールで送ります。
記録があるだけで、後の食い違いがかなり減ります


4. 「影のリーダー」として動く

頼りなさが続く場合、上司を変えるより、
自分が現場をコントロールする方が早いことも。


実習先の看護師長さんから「次もぜひ先生にお願いしたい」と言われたときは、心の中でガッツポーズしました。


信頼関係を築くことで

上司もスムーズに動けるようになります。


5. 自分の気持ちを整える

苛立ちがたまると、学生への接し方にも影響します。
私はこう割り切るようにしています。

「上司の能力は私には変えられない」
「その分、学生と現場を守る力に変えよう」

すると、感情に振り回されず、冷静に動けるようになりました。


おわりに

看護教員の現場は、チーム戦です。
頼りない上司も、その一員。
苛立つ側から、操縦する側に立ち位置を変えると
現場も気持ちも驚くほどラクになります。

今日の話が、少しでもあなたの現場で役立てばうれしいです。
応援しています!