看護教員として、私たちは日々、未来の医療を担う人材を育んでいます。
その使命感ゆえに、常に研鑽を怠らず
最善の教育を追求する姿は、まさに灯台のように
学生たちの進むべき道を照らしています。
しかし、灯台もまた
荒波にもまれ、嵐にさらされることがあります。
新しい教育手法の導入、デジタル化への対応、組織の壁、
そして個人的な悩み…。
私たち看護教員は、時に孤独を感じながら
その重責を担っているのではないでしょうか。
例えば、電子テキスト導入という、一見些細な出来事。
しかし、その裏には、学生と保護者の経済的負担を考慮しつつ
最良の選択を模索する先生方の真摯な姿がありました。
そして
先行導入校への視察で得られた
教科書だけでは得られない生きた情報。
それは、まるで暗闇に差し込む一筋の光のように
希望と勇気を与えてくれました。
「直接会って、いろいろなお話を聞く機会を宝のように感じました」
この言葉に、私たちの渇望が凝縮されています。
授業、実習、行事、模試、研究、ルーブリック、
使用しているアプリ、デジタルコンテンツ…。
日々、無数の課題に直面する私たちにとって
経験者の知恵は、何よりも貴重な羅針盤となるのです。
大学、専門学校、高校看護…。
それぞれの現場で、情熱を燃やす看護教員たちがいます。
真面目で一生懸命な私たちだからこそ、抱える悩みや課題は尽きません。
組織の壁、経験の差、立場の違い…。
様々な要因が
私たちを孤立させ、足踏みさせてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、私は強く願います。
看護教員同士が、肩の力を抜いて
ざっくばらんに語り合える場を。
成功事例を共有し、互いの技を伝授し、洗練できる場を。
大学、専門学校、高校看護の垣根を超えて
手を取り合える場を。
看護教育の灯台を灯し続けるには、役職や経験年数だけではない
様々な立場からの生きた情報をエネルギーとして光に変える必要がある。
私は、そんな想いを込めて、
看護教員のためのコミュニティサロンを創りたいと思っています。
ここでは、誰もが気軽に質問し、意見を交換し、
互いの経験から学び、刺激を受け、成長することができるでしょう。
まるで、灯台同士が光を交わし、互いの存在を確かめ合うように
私たちは繋がり、支え合い、高め合えるのです。
予定しているサロンは、単なる情報交換の場ではありません。
共に悩み、共に喜び、共に成長する、
看護教育を愛する仲間たちの温かい居場所になるはずです。
同じような思いを抱いている先生方に出会いたいです。
看護教育の灯台を灯し続けるために学び合いの海へ漕ぎ出しませんか。