Élisabeth Vigée Le Brun

Marie Antoinette, 1778

Collection du château de Breteuil.

 

 

Art Alliance 「英語で学ぶ西洋美術史」スピンオフ企画★~「英語で学ぶフランス装飾美術史」~ご案内

 

17世紀フランス芸術の粋と贅の限りを尽くし、圧倒的な装飾美で訪れる者を感嘆させるベルサイユ宮殿。当時の歴史を語る貴重なレガシーとしても我々をインスパイアし続けています。そんなベルサイユ宮殿の装飾美術の魅力をスペシャリストが徹底解剖!絢爛豪華な装飾の裏側、そこには大きな歴史のうねり、そして、洋の東西を結ぶ秘密が・・・!ただ美しいだけではない、装飾美術のディープな世界の魅力をあなたにお届けします。

 

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フランス人ほど人生を良く生きる人々はないと言われます。アート、食事そしてワイン。。。彼らは巧まずして人生を美しくする方法を知っています。 彼らの感性は一体どこから来たのでしょう?当講座では、参加者の皆様に、フランスのインテリア装飾美術の1500年前後から1900年にかけての歴史的な全体像を、貴族が日常使っていた家具や装飾品のスタイル・特徴が変遷する様を観察しながら、2回に渡ってご紹介します。講座終了迄には、バロック・ロココ・新古典主義といった特色あるスタイルの見分け方をご理解頂けます 。

 

No one is said to live as well as the French. Art, food and wine... the French know how to make life beautiful, effortlessly. Where has their sensibility come from? This course aims to provide attendees with the historical overview of French interior decorative art from c.1500 to 1900 in two installments, with a close examination of evolving styles and characteristics of furniture and ornamental objects used in the daily life of the French nobility. By the end of the course, you will have learnt how to identify the distinctive styles of Baroque, Rococo and Neo-classical.

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Vol.1 前編>:French Elegance In The Making 優美を誇るフランス文化の形成期

 

太陽王ルイ十四世は、1715年に亡くなるまで72余年に渡りフランス国を支配しました。 彼のビジョン・金そして権力は、 壮大な宮殿ヴェルサイユを舞台に芸術的発展を促進、フランス美術をイタリア風原型から独自のスタイルへと昇華させたのです。本講義では、ルネサンス期から18世紀半ばにかけてのフランス文化・装飾美術の形成期 200余年を振り返り、フランスが西欧諸国における美の権威として不動の地位を築くに至る課程を紐解きます 。

 

The Sun King Louis XIV ruled France for 72 years until his death in 1715. His vision, money and power drove the artistic advancement staged at his epic palace Versailles, transforming the French decorative art from the Italianate prototypes into the original style. This lecture explores the formative 200+ years of French culture and decorative art from the Renaissance era to the mid-18th century and the ways in which the country came to be the arbiter of taste in the western world.

 

 

Vol.2 後編>:Legacy of Versailles ヴェルサイユの遺産

 

ヴェルサイユ宮殿は、フランス革命に至る迄の約100年間、フランス国の権力と栄華の象徴でした。王家の庇護の下にアーティスト・名匠達が生み出した芸術作品は、 世代を超えて引き継がれ、欧州内外に広く行き渡っています。革命後の19世紀はナポレオン帝政から共和制に至る激動の時代でした。市民社会、資本主義の誕生・発展と共に装飾美術の様式も目まぐるしく変容していきます。世紀末に台頭したアール・ヌーヴォーで本講義を締め括ります。

 

The Palace of Versailles was the symbol of the power and prosperity of France for 100 years until the French Revolution. The works produced by the French court artists and craftsmen under the royal patronage have been passed through generations and spread around Europe and beyond. After the Revolution, France experienced a volatile century from the Napoleon Empire through to the establishment of the Republic. The styles of French decorative art rapidly evolved alongside with the birth and development of the civil society and capitalism. This lecture concludes with the emergence of Art Nouveau at the end of the 19th century.

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■お勧めポイント~こんな事に興味がある方へ~■

 

★「マリーアントワネット展」 http://www.ntv.co.jp/marie/

  →ベルサイユ宮殿の装飾美術を中心に進める講義です、「マリーアントワネット展」の予習復習に最適!当展覧会をよりお楽しみいただける様特化した、随所に盛り込まれる講師のコメントは、本講座のイチ推しポイント。

 

★フランス インテリア装飾美術・アンティーク家具

→バロック・ロココ・新古典主義・・・特色あるスタイルを分かりやすくレクチャー。受講終了時には各々を見極める目と力を手に入れましょう!

 

★世界史 東西文化の融合

  →ルイ王朝、フランス革命、ナポレオン帝政から共和制に至る激動の時代、資本主義の発展・・・ダイナミックに変動する社会の流れと共に変遷拡散してく装飾美術の様を、フランス史、装飾美術史両者に精通した講師の元、たっぷりとお楽しみ下さい。

 

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■日時: ①(前編) 2017/2/5 (日)   ②(後編) 2017/2/19 (日) 

13001500  

■場所: 外苑前Cross Coop会議室 9階会議室

■地図: http://crosscoop.com/conference/access_aoyama 

(外苑前駅23番出口より徒歩2分)(1階にVeloceのあるビル)

■定員: 18

■受講費:(コース)*10,800円(各回5000円+消費税)(当日配布資料代込み)(事前振込制)

(単発)*5724円(5300円+消費税)(当日配布資料代込み)(事前振込制)

*初めての方は入会金かかります(5400円) (2015年までにArt Allianceでのご受講歴のある方は不要)

■キャンセルポリシー:

(コース)お振込み後、クラス初日前にコースキャンセルされた場合はクラス1回分+手数料540円を差し引いた金額をお返しいたします。初回クラス開始後は払い戻し致しかねます。振替はございません。

(単発)お振込み後は払い戻し出来かねますのでご了承下さい。振替はございません。

 

★ご予約、お問い合わせはこちらまで→ info@artalliance.jp 

*お名前フルネーム

(*ご職業)

*携帯電話番号

PCとケイタイのメールアドレス

をご明記下さい。

 

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【講師】 Tamae Rykers (ライカーズ玉恵) アート&デザイン・アドバイザー。美術史講師。

慶応義塾大学商学部卒。英国サザビーズ・インスティチュート/マンチェスター大学大学院にて美術史修士号(MA in Fine & Decorative Art)取得。米国公認会計士資格を有し、永く国際ファイナンス職に従事。アートに本格的に専念すべく、ファイナンス職を離れ美術史修士号を取得。

現在は、ロンドン及び香港をベースに、美術市場・来歴の調査、美術史のレクチャーやツアーの企画運営に携わると共に、アート・文化遺産保護と法律・リスク管理関連のリサーチ・啓蒙活動を続けている。

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<講座スタイル>

★すべて英語中心クラス(多少日本語フォロー入ります)

 

☆「マリー・アントワネット展」@森アーツセンター:

http://www.ntv.co.jp/marie/

(~2017/2/26まで)

 

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

 

宮本由紀

*主催: http://www.artalliance.jp/