昨日嫁はんと行った利川陶芸村の近くに
食器の卸売マーケットがあったので寄ってみました。
韓国の食堂で使われる食器や機材が
業者向けにかなりお値打ち価格で売られていました。
何気なく商品を見ていると、ちょっと不思議なものを発見。
カス
スプーンにマジックで無造作に書かれた
「カス」の文字...。
カスって...。
小学校の机だったら間違いなくイジメですが、
なぜにスプーンにカス...。
ひょっとして不良品ということなのか?
え、でもだったら売っちゃだめだろ
てかそもそも何で日本語?
しかも後ろのナイフに目をやると
スイ
な、なんなの???
(((゜д゜;)))
周りを見渡してみると
謎のカタカナがそこかしこに...。
カテ
カマ
カタカタカタカタ...
揺れてる!
チャッカマンが小刻みに揺れてる!
怖い!怖いよお!
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
異国の田舎町の何の変哲もない店で
謎のカタカナに囲まれることが
こんなに不気味だとは...。
あまりにも腑に落ちなかったので
近くで作業をしていた店員さんに聞いてみました。
すると笑って
「あ~、これ暗号なんですよ」
え?
どういうこと?
「私の祖父は日本の時代に教育を受けた人なんですけど、彼が作り出した暗号なんです。お客さんには知られたくない売値を記すためにカタカナを使ってるんですよ。この店は私で三代目なんですけど、今でも使い続けてるんです」
な、なるほど...そういうことだったのか。
思いがけぬところで日本統治時代の名残というか残滓に出会った気がしました。
ところで、これカスってのはどういう意味なんです?
「えと...暗号なんで、教えられません」
ですよね!