開催日:2023年10月22日 


ワカ100

〜南半球で最もタフなMTBレース〜

場所:ニュージーランド・ロトルア🇳🇿

結果:3位(40代2位)

距離:162キロ

シングルトラック率:70%❤️

 

獲得標高:4197m

タイム:9時間11分46秒

STRAVAhttps://www.strava.com/activities/9864106725

今年1月に出場経験のある海外の友人から

 

このレースがいかに“過酷で楽しいか”を聞いて

 

即出場を決意した。



ニュージーランドはトレイル先進国としても有名で、

 

私自身も昔から行きたかった国でもあったので、

 

出場が決まってからは出発の日が待ち遠しくてたまらなかった。


レースはレベルに合わせて豊富なカテゴリーから距離を選べる。
キッズ5km、25km、50km、100km、160km(マイラー)

私はもちろん⁈最長距離の「マイラー」を選択。



ニュージーランドのトップ選手はもちろん、

オーストラリアのナショナルチャンピオンや24時間耐久世界チャンピオンもエントリーしていて厳しいレースになることは必至。

私の目標はTOP10以内🔥

✨レース当日✨

スタートは朝5時。

午前3時に起床

 

しっかりと朝ごはんを食べてエナジーチャージ。
食べたもの:

ミューズリー、バナナ、クロレラ、プロテインドリンク

外は真っ暗なのでライトはマスト!

 

今回の使用ライトは

強力なTOPEAK CUBICUBI 1200


気温は10度前後。

 

肌寒かったのでギリギリまで暖かい格好をしてスタートを待ち

5分前にアームウォーマーのみ残してあとは脱いだ。

 

5:00am
ロトルアのダウンタウンから一斉スタート



©️Whaka100

最初の1kmほどはEバイクが先導。

先導がいなくなると、

オーストラリアのナショナルチャンピオンに何回も輝いているジョン・アダムス選手(GIANT AU)が一気に加速。


暗闇のツイスティなシングルトラックを高いスキルと猛スピードで進んでいく。

開始15分ほどですでに7−8人の先頭集団に絞られている。



©️Whaka100

 

こちらは着いていくのがやっとなのに、

先が真っ暗な先頭でこのスピードで引っ張るジョンはさすがとしか言いようがない。

長めの登りでさらにスピードが上がる。
160kmレースの序盤とは思えないきついペースだ。

オーバーペースになりながら着いていこうとするが、前の4選手に着いていけず、ずるずると引き離されていく。

単独5番手で追走する形となるが、調子は悪くない。
マイペースで走り続けて、後半崩れなければ、きっと順位は上げられるはずだ。

暗闇の森の中でワラビー達がピョンピョン跳ねながらトレイルを交差する。

ライトを点けての暗闇ライドは、久々の感覚。


特にコーナーの先が見えない暗いシングルトラックは、

目が慣れるまで時間はかかったが、

とても楽しくスリリングでアドレナリンが大量に放出!


©️Whaka100


6時を過ぎると、徐々に朝日が差し込み始め、視界も広がり、どんどん走りやすくなる。


©️Whaka100


約43km地点でライトをドロップオフできて、フィニッシュ地点でピックアップできるよう大会が保管してくれるシステムがある。ライトもそれなりに重量があるので、途中で落とせる大会サービスはとてもありがたく嬉しい。

ニュージーランドのトレイルの難易度レベルは

5段階で表記されることが多い。

が最高難易度。

この160kmコースのトレイルの大半は4か5。


技術と体力が必要なのはもちろんだが、

9時間を超えるレース中、

タフなトレイルを乗り続ける高い集中力と精神力も求められる

気を抜くと落車のリスクが一気に上がるので、

疲労が溜まってくる後半は要注意だ。

62km地点。
サポートのサヤコが待つ大きなフィードゾーンへ到着。

滞在時間は20秒以内で最小限に抑え、
ボトルを2本交換し、食べ物もしっかり補給。

この時点で5位。
トップを走るジョンからは約15分差。

心拍の反応が良く、パワーもしっかり出ている。
 

ニュージーランド遠征直前まで行った

岐阜県高山の高地トレーニングエリアでの合宿の効果を体感できている。

まだレースは90km以上ある。
挽回するチャンスがあると信じてひたすら前を追った。

間違えやすいポイントにいるコース誘導のボランティアの中には、

仮装してレーサー達を案内・応援してくれる人達もいる。

 

©️Whaka100


きつい場面でも思わず笑ってしまう😆

 


©️Whaka100

 

レースは真剣ではあるが、

楽しむために乗っているということを思い出させてくれる。

 


©️Whaka100

 

参加者を楽しませようという気持ちに感謝。


©️Whaka100


しかしながらタフなコースに疲労は溜まり始めているのも事実。

そんな中、

110km地点のフィードゾーン通過で

 

3位という情報が入る。

前にいた優勝候補の一人、ジェイソン・イングリッシュ(前24時間耐久世界チャンピオン)は、残念なことにコースロストしてしまったらしい。

 

過去に私もロストで順位を落とす経験はあり、

その悔しさと精神的ショックは痛いほどわかる。

 

友人でもある彼の気持ちを考えるととても複雑だが

お互いに残されたレース時間でベストを尽くすしかない。


他カテゴリーと混走する箇所がいくつかあったので、

その時に気づかずもう一人も抜いたのかもしれない。

目標だったTOP10を大きく超えた順位にテンションが上がり

再びモチベーションが復活!


このままいけば表彰台だ!

正直、心身共にきつい状況だったが、
3位という情報だけでここまでやる気と身体が復活できるとは、
やはり心が体を動かしているのだなと改めて実感。

3位はなんとしても死守し、
1−2位にも追いついてやろうと再びペースを上げる。

一番疲労している箇所は手と腕。
 

大きなドロップを幾度となく飛び、

下りの衝撃とブレーキングで、

脚よりもダメージが来ていた。

長い下りセクションの最後の方は

 

手が麻痺するほど痛みに悩まされた。
 

比較的イージーな登りや平地で腕と手指のストレッチを頻繁に行うが、

容赦無く激しいアップダウンで回復が追いつかない。

長時間の練習はしているとはいえ、

難易度の高い160kmオフロードを乗り続ける過酷さを改めて思い知らされた。

しかしながら、こんな辛い思いをしていても、

このニュージーランドの素晴らしいトレイルと景色を楽しんでいる自分もいる

日本では経験できない延々と続くマウンテンバイク専用の極上シングルトラック、ニュージーランドの大自然が作り上げる絶景、自分の限界のさらに上を引き出してくれる海外ライバル選手たち。

この最高に心を熱くさせてくれる体験は、

 

一度味わうとやめられない。
 

だから私は、

この非日常的で

ワクワクドキドキさせてくれる最高体験を求めて

 

世界を飛び回っている。

ロトルアのトレイルシステムはMTBヘブンの名にふさわしく、今回のレースコース160kmでも乗り切れないほどのトレイル網がひろがっている。

 

さらに土質がこれまた素晴らしく、グリップがとても強く、滑りにくく、泥にもなりにくいMTBにとって最高の路面

レース終盤

残り5km看板が見える。

キツくて早く終わってほしいという気持ちと、
まだまだこの素晴らしいロケーションで戦い続けていたい気持ちが入り混じる。



©️Whaka100

 

最後の最後まで前を追い、

 

素晴らしいトレイルを楽しみ尽くした。



©️Whaka100

 

フィニッシュした時も
「やっと終えた」という安堵感と
「もう終わってしまった」という寂しい感覚があった。

レース時間:9時間11分46秒。

結果は総合3位(40代2位)

 

 

表彰台!

ここ数年


国際大会の総合表彰台に

登ることができていなかったので

 

心から嬉しかった!

 

一人一人のフィニッシャーメダルに

名前・タイム・番号をその場で刻印してくれる

とても嬉しいサービスがある。



これはとても良い思い出になる!


選手にストレスがなくレースに集中して楽しめるように、

行き届いた運営にとても感銘を受け、

心からまた戻ってきたいと思える大会だった。

すべてのマウンテンバイカーに自信を持ってお勧めしたい。

車で移動から徒歩でフィードゾーンへ行き、サポートに徹してくれた清子に感謝。

サポート無しに今回の好成績は無かっただろう。いつもありがとう!

 

過酷な160kmをノートラブルで走破してくれた

愛車と全ての機材にも心から感謝。

 



たくさんの応援とサポートありがとうございました!

 

 

【今回用意した補給内容】

ドリンク:
 

750mlボトル X 6本


(中身GUドリンクミックス375kcal (3スクープ) x 6 = 2,250kcal)

補給食:


・ジェルフラスコ3個

GU リキッドエナジー(95kcal x 4 =380kcal)x 3 = 1,140 Kcal

GUエナジーチュー2袋(180kcal x 2 = 360 kcal)

・エナジーバー4本(約200kcal x 3 = 800 kcal)

総カロリー:4,250Kcal 

余裕を持って10時間以上かかる場合も考えて用意した数値。

補給量を増やす練習もしていたこともあっての量でもある。

※ちなみにこれらはスタートとフィードゾーン2箇所に3等分して補給しているので、常に全部持ってたわけではありません。

用意が多かったこともあり、

ボトルも飲みきっていなかったり

補給食も食べ残しもあったりで

 

正確な摂取量は難しいけれど

 

1時間あたりにして約400kcalくらいは摂取できていたと思う。

 

今までのレースに比べて多かったけれど胃腸は問題なく

エネルギーにしっかり変換できた実感があった。

 

実際ハンガーノックなどの感覚も一切なく

9時間11分46分を走り切ることができた。

 

 

~使用レース機材・装備~

 

バイク: Canyon LUX CF SLX

ホイール:DT SWISS XMC 1200 SPLINE, 30mm

タイヤ: MAXXIS ASPEN 29 x 2.4 (F&R), 前後23PSI

シーラント:Finish Line 

グリップ: ERGON GA3

グローブ: Ergon HM2

サドル:ERGON SM Pro Men

シートポスト:DT SWISS D232ONE

工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak

ライト:Topeak TUbi Tubi 1200(F),   TAILLUX 30 USB (R)

スペアチューブ:Tubolite

チェーンオイル:Finishline ceramic wet

ブレーキ:Shimano XTR

ドライブトレイン:Shimano XTR, フロント34T

ペダル: Shimano XTR

ヘルメット: Limar AIR PRO

チームジャージ:SPORTFUL

 


パーソナルスポンサー:

NEW HALE:テーピング

自転車コーキ屋
サン・クロレラ Aパウダー

HALO HEADBAND:ヘッドバンド

オルタナティブバイシクルズ

 

 

チームスポンサー:

Ergon

Topeak

Canyon
Limar
Maxxis
DT Swiss

Shimano

Finish Line

Fox

Sportful