介護閑話 : 補足☆大嘘も必要!「人材育成」と「認知症介護」 | 若年性アルツハイマー症の妻を持つ男の介護と子育日記

若年性アルツハイマー症の妻を持つ男の介護と子育日記

要介護5・重度の若年性アルツハイマー型認知症の妻を持ち、家事と子育てしながらの介護暮らしと普段の日常と時々猫のことを綴った50代の男の日記です。

以前にブログで綴った
認知症介護と人材育成が似てるという件。。

その中から一部抜粋し

その中に下線字で補足してます。

誉められないと伸びない人
求められる程の才能は無く、
こちらが指導した範囲では
一定以上は伸びません。

そういうタイプの人は、
厳しく言われがちです。

伸びてる人と自分を異常に意識します
それを見て萎縮します。
ヤル気を無くしがちです。

持続力や継続力皆無です。


それを悟らせないために、
自分に言い訳して
他人に言い訳して
正当性を繕います。

そして、自分は凄いんだと
誇示した発言をしがちです。

しかし誉めながら指導すれば
その人が持っている
一定の能力までは行きます。

誉められると喜びます。
そして仕事をします。
及第点に及ばない結果でも、
よく出来たねと誉めると

私は出来る人だと満足します。

しかしそれは、
能力が伸びてるのではなく、
あくまでも持ってる
一定の能力まで出たに過ぎません。

誉め続けないと持続しません。
誉めても飽きがちなので、
コレまた持続しません。

私は誉めると
伸びるタイプなの!
と言う人がいるかと思います。
私の長年の経験ですが、
大概は一定程度しか伸びません。
またはそれ以下です。

この

誉めないと

伸びないタイプ

に対して
もうひとつ育成に必要な
方法があります。
妻の介護ではよく使います。

しかしコレは
人材育成では最終手段のような、
滅多に使わない手法です。

コノ手法を使わざるを得ない場合は
よっぽどのタイプを育成する時です。

重症的タイプです。

そもそも、そんなタイプを
雇わなきゃ良いのですが、
見極め方法を知らない会社が
少なくないようです🥺


徹底した嘘をつき続ける

何故、嘘をつく必要があるのか・・・。

それはその相手に
自信を持たせ
やる気を出させるためです。無気力

重症的タイプが
自分は他の人より
特別に見られてるんだ!
と思わせるようなウソをつくのです。

妻の介護では・・・
例えば靴下を履かせる時、
それを拒否して
なかなか履かせられない時があります。

そんな時も「ウソ」を言って

足を上げてもらえるようにします。

あれ?足腫れてない?

痛くないかい?と言うと・・・、

それが分かるのか、

足を気にしだします。

すると足を上げてくれるので、

チョッと見てみるね。

と言いながら靴下を履かせます。


この場合は

自分の足が気になる

という意識に変えて

診てくれるという

欲求を満たしたわけです。


そのように人材育成でも
仕事以外でも人を動かすシーン等で
ウソをついてでも、
重症型の“誉められないと
伸びないタイプの人”
意識させるのです。

自分は上司や会社にとって

特別な存在だと認められことを

強く求めるタイプなのです。

承認欲求が ひと際強いのです。


意識にさせると

誉める言動は

一層効果的なります。


自画自賛な言動は出てきますが、

そこは我慢して
それを認めてあげます。


それで伸びる可能性の確率は

さらに高くはなりますが、

注意が必須です。


言ったウソは
相手に絶対にバレないよう、
誰にも云わず、それを封印し、
墓場まで持っていくことです。

その相手にバレたら
■ヤル気はゼロになり、
   もう一定の能力さえ伸びないまま。
■またマウントだけ取り
■言い訳だけしかせず
■自分を正当化することしか
   やらなくなります。

なのでリスキーなのです。

悟らせることもダメです。


成果が出てきても・・・
❶仕事が一定程度
   出来るようになると飽きだします。
❷本当にやりたいことが見つかると
   今やってることが疎かになります。
私は出来るのでぇ〜と、
   その任務を欲してきます。
❹主旨を勝手に変えてきます。
そんな可能性が出る場合もあります。

そうならないよう、
常に大嘘を軸に
誉め続けなければなりません。

妻の認知症介護の場合は
その場の嘘でやり切れますが
人材育成には
そう言った気苦労があります。

指導する立場としては
そういったタイプには
大変なメンタルが必要です。ネガティブ

なかなか難しいですが、
重症的なタイプには
やる価値はあります。

そういう意味では、
認知症介護の方が
気持ち楽なのてす🌟

妻の介護をしてて、
つい最近思った閑話でした。。。