5年越しのブログ更新です。

何だか、今なら言葉にすることを始めてみるのもいいかもしれないと思っています。

思ったことをとにかく吐き出してみようと思います。うまくいかないかもだけど。訓練として。

今『ねじまき鳥クロニクル』という舞台に出演しています。東京芸術劇場にて。

村上春樹さんの代表作。

読んだ時に感じた感覚は、ダンスを見終わった時と似たような感覚だったような。

終わりのない迷路を彷徨う中で、言葉にできない何かが自分を包み込んでいきました。

解説ができない物語ほど面白いものはない気がしています。

演出はイスラエルの奇才、インバルピント、アミールクリガー、そして日本代表の藤田貴大さん。

音楽は、あまちゃんバンドで有名な大友さんです。

本当に素晴らしくて、それでいて謙虚で、魅力的な方々に囲まれて幸せです。

そんな舞台も残すところ7回（東京では）。

日々変わりゆく中で、ダンスの本番なんて多くて6回程のこの世界。それを30回弱できる喜びはまた一味違います。

その代わりできることも違います。

だからこそ、日々新鮮に真摯に向かいたい。

本当はヘトヘトに、立っているのもやっとな自分でいたい。笑　そんなんじゃ続かないのは分かっているけど。

いつもやってるダンスの舞台とは違うことも理解しつつ、それでもチャレンジしていきたい。

お客様は、今後もう二度と会うことがないかもしれない人だから。

でも、会えなくてもどこかで繋がっていたいなといつも思っています。

だから会いにきてください。

私にではなく、作品に…。

劇場でお待ちしています。

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