現在出演中の舞台『ねじまき鳥クロニクル』がコロナ対策により昨日で千秋楽を迎えました。
突然の事で何が何だかわからぬまま、マチネ、ソワレ公演を終えて打ち上げへ。言葉にできない悔しさが。
千秋楽を楽しみに待っていてくださったお客様に、作品をお届けできなかった申し訳なさで涙が出ます。
今、たくさんの舞台が中止という悲しく切ない状況が起きています。
政府は何を思ってこのような決断を出したのか、それはちゃんと専門家と話し合って出された結論なのか、責任を取るとはどういう事なのか。
尽きない疑問は自分の中の黒い部分をもっと黒くするだけのようで、それも悲しすぎるのです。
舞台というのは、長く長く、クリエーションという名の過程を辿って作り上げていくもの。
たくさんの人が、たくさんの人と出会って作り上げていくもの。いろんな想いが詰まっているもの。それをお客様に届けること。
そんな当たり前のような事さえも奪われてしまう現状に、言葉もでません。
ただただ、悔しいのです。
舞台はお客様と出会って初めて達成する、かけがえのない出会いでしかありません。
出会うことでしか受け取ってもらえないものがあるのです。
出会うことすら許されない今、私に何ができるのだろう。
何に想いを馳せて踊ればよいのだろう。
と思いながら、、、。
またいつか、この気持ちをちゃん昇華できる舞台をやりたい。
それが叶うと信じて。
ホントは今日マチネ公演だったなー！
楽屋の片付け行ってきます！
せつなーい
