●人間力のある子に育てるには!? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

どうすれば、人に喜んでもらえるか?



そのためにいま、わたしは何ができるか?



もし、お子さんが、いつもそんなことを考える人に育ったら、きっと、多くの人から好かれて、頼りにされる人になるでしょう!



それに対して、



どうすれば、自分の益になるか?



そのためにいま、私は何ができるだろう?



そればかりを考える人であったとすると、周りの人は彼をどう見るでしょう?



きっと・・・



ここで中村文昭さんに登場願います。



中村さんは、ご自分でも話されているように高校生の時は、何も考えていない、いわゆるやんちゃ(不良?)少年。



バイクを盗んで、走り回ったり、注文を取って、ジャ○コで商品を万引きしてきて、それを半値以下で販売したり・・・



挙句の果ては、隣接する大学の女子更衣室をのぞいて・・・



問題行動があまりにも多いゆえに、停学を何度もくらい、担任の先生は学校をやめるように催促したとか。



とはいえ、高校はとりあえず卒業しお兄さんを頼って上京します。



そこで、ある師匠との出会いによって、人生を大きく変えるのです。



なんとその師匠、中村さんに、目の前にいる人を喜ばせるためにどうしたらいいかを、徹底的に教育したんだそうです。



そんな教えをうけてか、飲食店を任され、店はすぐに人気店に!



そして21歳の時に、独立をするように促され、地元の三重に帰ります。



そこで、父親に頼みこんで850万もの借金をしてお店を開店しました。



そして、そこもすぐに人気店に! 850万円の借金は、一年以内に返してしまいます。



その後も、人に頼みこんで、2億以上の借金をしてブライダルの仕事をはじめるのですが、それも成功させてしまう。(この時、土地を担保にお金を貸してくれた、おじいさんとのやり取りは鳥肌ものです)



ご存知でしょうか?



ブライダル関係の仕事って、晩婚化や人口減の影響で、どんどん仕事が減っているんだそうです。



そのような中でも、中村さんの経営する会社は、増収・増益。



なぜだと思いますか?



それは・・・



どうすれば、人が喜んでもらえるか?



そのためにいま、わたしは何ができるか?



このことを中村さんはじめ、社員全員が、常日頃から徹底して考えているからです。



ところで、“返報性”という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?



“返報性”とは、人から何かしてもらったら、恩義を感じて、それを返そうとする感覚のことです。



人は、誰かに何か親切にしてもらったら、それを何らかの形で返そうとする、そんな感覚が備わっているようです。



ちなみに、中村さんの会社では、宣伝広告費は一切使っていないんだそうです。



それは、どんどん、お客様に対して喜びや感動を与えるので、口コミで広がっていくから。



喜びや感動をもらったお客さんが、返報性に動かされて、中村さんたちのことを他の人の伝えずにはいらなくなるようです。



もし、お子さんを、



どうすれば、人に喜んでもらえるか?



いま、わたしは何ができるか?



そんなことを考えることのできる子に育てることができたとしたら、お子さんは多くの方に好かれて感謝される人になるはず。



そして結果として与えたものが何らかの形で返ってきて、豊かな生き方をすることができるに違いありません。


では、お子さんにどんな生き方をしてほしいですか?


ところで“返報性”について詳しくお知りになりたい方は、チャルディーニの影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか をご覧ください。


社会心理学の様々な実験が紹介されていて、とてもおもしろいです。


ただ、書かれた内容は、いろんな場面で使えそうですので悪用だけはしないでくださいね!