●思い出を語ることで自分の課題があらわに! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

あれは幼稚園の時のこと。



昼食の時でした。



その時に、もしかすると大人って信頼できないって思い込みを自分の中で作った可能性も!?



どういうことかと言うと・・・



その日も幼稚園に行ったのですが、200mlの瓶入りのコーヒー牛乳を母が用意してくれて、お昼に飲めるようにお弁当と共に持ち、幼稚園に向かいました。



そして時間が過ぎ・・・



昼食時。



その教室には、だるまストーブがあって、その上のたらいでお湯が沸かせました。



幼稚園の先生は、私がコーヒー牛乳を持っていっているのを知り、(おそらく善意で)ストーブの上のたらいでそれを温めてくれることになりました。



そしてコーヒー牛乳はたらいの中に・・・



ちなみに私は双子で、当然ながらコーヒー牛乳は2本ありました。



たらいの上で、2本のコーヒー牛乳を温めてくれる幼稚園の先生。



コーヒー牛乳が温まった頃を見計らって、たらいの中を見ると・・・



なんと一本の瓶が割れて、中身がお湯と混じり合っていました。



コーヒー牛乳の色が混じり合い茶色く変色するお湯。



きっとお湯の温度が高すぎて、瓶が温度に耐えられなくて割れてしまったのでしょう。



ショックでした。



あれほど楽しみにしていたコーヒー牛乳。



それが一本割れてしまった!



その時に、先生の対応は・・・



とりあえず、一本のコーヒー牛乳を2人で飲むように言ったような・・・



本来なら、一本丸ごと楽しむことができたコーヒー牛乳。



それが2人で半分に分けて飲まなければならないなんて!



私はその時、先生に対して「責任を取るべき」と思ったような記憶があります。(ハッキリ覚えていませんが)



責任を取るとは?


善意とはいえ、先生の不手際で瓶を割ってしまったのだから、弁償するなり、何らかの対応をすべきと思いました。



しかし、その時、幼稚園生の私は、先生に対してそんなことが言えるはずもなく、一本のコーヒー牛乳を双子で分けて2人で飲んだのでしょう。(記憶にない)。



さて、なぜ、このような幼少時の記憶を紹介したかというと・・・



アドラー心理学には早期回想と言って、生まれてからできるだけ早い時期の思い出をいくつか回想してもらって、その人のライフスタイルを診断する探る方法があります。



早期回想とは?



①ある日ある時の特定の出来事



②ありありと思い出せるストーリーである。



③感情を共なっている



10歳くらいまでの思い出である



アドラー心理学ではこのような思い出を話してもらって、それを分析する、ということが行われることがあります。



それによって、その人のライフスタイル、つまりその人の自己概念、世界像、自己理想などに関する信念があらわになる。



ちなみに今のストーリーを自分なりに分析すると・・・



○自己概念ですが・・・



理不尽な出来事に何も言えない自分。



○世界像・・・



周りの大人は責任も取らずに、物事をうやむやにする。



○自己理想・・・



自分の思い通りに物事は運ぶはず。



これらの分析があたっているかどうかは別として・・・



現在の私の課題があぶり出されているような気がします。



このような自分の課題に気付くならば、解決への糸口が見えてくるというもの。



ちなみに、野田先生の講座に参加して、エピソードを分析する具体的な手法を習いました。



それはとてもおもしろい手法。できればアドラー心理学を学ぶ方には知って欲しいものです。





野田先生のカウンセリング系の講座やパセージ・プラスに参加すると学べます。