最近、コンビニやスーパーのアイスクリームのケースに入ったり、営業用の冷蔵庫に入ったりする若い人が、物議をかもしています。
あるお店などは、そこのアルバイトの男性が冷蔵庫に入った写真がネットに流れ、衛生管理を強く意識しているお店の経営理念と照らして、お店を閉めることにしたところもあるそうです。
なんとも愚かな行為といわざるを得ません。
きっと多額の賠償請求が、その若ものには降りかかるのでしょう。
払えるのでしょうか？
ちょっと心配。（払わない？）
きっと、これからは同様の行為に対して、しっかりとした対策と厳しい対処が行われることになるのではないかと思います。
自分の行為に対してしっかりと責任を取ってもらいたいものです。
さて、この行為、アドラー的に考えると放任主義で「何が良くて何が良くないのか」を教えられてこなかった人たちが、注目・関心を得るためにとっている行動と考えられるのではないかと思います。
本当にやめてほしいものですが・・・
ちなみに、このような行為を減らすためには、アドラー心理学のセオリーが効きそうです。
つまり、不適切な行為に対して注目・関心を示さない。
いわゆる無視ですね。
報道を見ていると、同様の行為をしている子たちは、ツイッターなどに写真を投稿しているようです。
それが炎上って言うんですか？
賛否両論の意見が寄せられることで、注目・関心を得ることに！
それがあまりにも無責任な行為であることを知らないのでしょうか？
そして、それを見た子たちも、同じようなことをすれば注目を得られると思い、悪のりで冷蔵庫やアイスクリームのケース入り・・・
でも、そのような写真が投稿されても、一切無視してコメントもしないとしたら！
すると同様の行為はあっという間に減っていくんじゃないかと思います。
それと同時にできることがあります。
人から賞賛されるすばらしい行動をしている若い人たちもたくさんいると思います。
そんな人たちを、もっとテレビで紹介したり、ツイッターやブログで紹介したりする。
そして、それに対して多くの人が肯定的なコメントや意見を述べるのです。
そんなことを個人やマスコミが意識して行えば、あの手の行為はあっという間に下火になるのではないかと思うのですが・・・
どう思われるでしょう？
実は昨日、知り合いと上記のような事を話していました。
そういえば、適切な行動に注目する例として、数年前に伊達直人と名乗る人物から児童養護施設にランドセルが贈られるというニュースがありましたね。
あの望ましい行為をマスコミがニュースにした。
すると同じような行動をされる方が増えたのは周知の事実です。
良い行いも、しっかりそれを伝えると、それに同調する人が増える。
人には、そんな傾向があるようです。
実は、それを脳科学の観点から説明することもできるらしいです。
昨日、それを裏付けるある本を読んでいました。
その本は、意志力に関する本なのですが・・・
ちなみに、あなたは、自己コントロールができる人でしょうか？
それとも・・・
実は、自己コントロールの強い人でも周りの人の影響を受ける可能性が非常に高いとか。
たとえば、ハーバード大の研究が引用されていました。
親しい友人の一人が太ると、自己コントロールができる人でも太る可能性が高くなるんだそうです。
また、仲のいい友達がタバコをやめると、周りの人もタバコをやめる確率が高くなる。
飲酒や浪費も同じだそうです。
そして善行も！（ex.タイガーマスク運動）
人は多大に周りの人の影響を受ける生きもののようです。
だから・・・
子どもも含め、周りの人の適切な行動に注意を向けたいものです。
参考図書については、明日にでも紹介いたします。