お金にまつわることで不安な方、これからの人生に一抹の不安がある方
ほんのちょっとお付き合いくださいませ。

読者対象年齢は不問です。

ファイナンスに造詣の深い方や金融業界の方向けに書いておりません、念のため。


入学・進学・就職・起業・結婚・出産・育児・住宅購入・旅行・趣味・老後などなど人により人生イベントはさまざまあると思います。
生きていくうえで概ね通る道があります。
上記には必ずお金が必要です。
今回は、一貫してお金の知識の必要について話したいと思います。

一攫千金などファンタジーの夢物語ではありません。
現実をしっかり見つめた内容に書き上げております。
楽をして一攫千金を夢見る人はここまで呼んでいただきお疲れ様でした。さようなら。


私は、士業でも法曹でもないただの一般の中堅会社員です。
その一般会社員からの目線でお話させていただきます。
リアリティを重視していますが資産管理運用などの詳しい知識はありませんので、
詳細はプロフェッショナルの意見を優先してください。
ちなみに、文末に参照した図書を紹介しております。
勉強のお役に立てれば幸いです。


では、本題。
三段論法で、
リスクヘッジ(危険回避)の知識を持つものは情報収集を怠らない。
情報収集を怠らない人は健全な人生をすごせます。
ゆえに、リスクヘッジ(危険回避)の知識を持つものが健全な人生をすごせます。
(「健全」を「幸せ」としなかったのは主観が基準となるためイコールではないからです)


※ここで言うリスクヘッジ(危険回避)とは、お金にかかわる危険から逃れるということです。
たとえば、後を絶たない振り込め詐欺や未公開株詐欺に代表される悪徳商法。
また、世界規模の金融危機に振り回される通貨変動と景気変動による家計の影響は絶対無視できません。

詐欺や経済環境の変化により自分の資産が目減りすることを避けなければなりません。
資産などあるわけないという方もいるかもしれません。
ぼくは資産などと言う立派なものは持っておらず借り住まいの身分です。
しかし、上記のリスクは現在の所得が減ることと同じです。
リスクヘッジを怠らないことは生きていく上で大切なことです。


人生イベントにはほとんど必ずお金が必要です。
所得を減らさず、資産を形成していく知識こそがこれから生きていくうえで重要です。
その知識とは、最低でも次の三つです。


一つ目は、詐欺にあわない知識を身につける。
基本中の基本です。
難しい本を手に取らずとも、
財務省金融局、日本証券業協会、総務省税務局、東京証券取引所などのホームページで
短時間で気軽に学習することが可能です。


二つ目は、貯蓄から投資への知識
経済環境の変化で持っているお金の目減りを防ぐためです。
日本国民のほとんどは金利の低い銀行預金に依存しています。
理由は、投資による損失を極度に怖がることが挙げられます。
大きな原因として日本の教育制度と慣習と歴史観が挙げられると考えます。
日本の教育プログラムでは投資に対してまったくといっていいほど存在しません。
また、歴史観では「お金」の話をすることは品がなくタブーと見られてきたからです。
これは意味がわかりません。
おそらく、「お金」は血と汗と努力の結晶かつ美徳であるので軽々しく口にすべきではないのだろうか。
そのため「ギャンブル」と同類と考えられていた「投資」はすべきではないと思われていたのでしょうね。
無知ゆえの大きな誤解がここにあります。
もちろん、「投資」はリスクがあります。
リスクのない「投資」は存在しません。
今までのノーベル経済学賞受賞者たちの中にも、投資で失敗している人がいます。
ケインズさえ若い頃大損しています。

ここで諦めてはいけません。
ただし、リスクを少なくする方法はあります。
それは、学習して金銭的知性を高めることです。
当然、努力が必要です。人生を豊かに送るための真剣な話です。
学習方法はさまざまですが初期段階で無駄な時間と費用をかけないようにしてください。
例えば、FP資格試験対策本や中小企業診断士の財務分野などが参考書としてよいかもしれません。
時間とお金に多少余裕があれば社会人枠の大学院MBAをとることも大いに役立つことでしょうが。
もっとよい方法があるかもしれませんが、僕の知識ではここまでです。すみません。



三つ目は情報収集とその処理能力向上に努める
これまで三つの努力を提案しましたが、
忙しいビジネスパーソンはそんな時間などどこにあるんだと、お叱りをうけるかもしれません。
これは、自分の人生のことです。もしくは、あなたの大切な家族のために必要な努力です。
時間は自分で作るものです。
論点がずれますが、現状を把握するために一週間タイムテーブルを作成し無駄な時間、小切れの時間が必ずあるはずです。それを洗い出して「お金の知識」向上に当ててみてはいかがでしょうか?


ぼくもまだ志半ばで勉強中でございます。
一緒に、「豊か」とはいかなくても、知らないが故の「社会的弱者」にならないよう知的生産者として後悔しない人生をおくりませんか?



『参照図書』
  ○目標設定練習帳  リチャード・モリタ著
  ○資産設計塾    内藤 忍著
  ○お金の科学    ジェームス・スキナー著
  ○「超」納税法   野口悠紀夫著
  ○24時間の知的生活術 現代情報工学研究会著
  ○中小企業診断士スピードテキスト 財務・会計 TAK出版