白血病でで入院している時、抗がん剤治療ではいろいろな副作用が出てキツかったです。
最初の投与の時は、高熱がでました。
解熱剤で熱を下げる。
何時間かすると、急に悪寒のものすごいのが襲ってきます。
ベッドの上で身体が跳ね上がります。

40分くらいで収まり、熱が上がり切ります。
そしてまた解熱剤を飲みます。
下がると、疲れからそのまま寝てしまいます。
悪寒が始まり、目が覚めます。
そしてまた解熱剤。
熱が下がるまで一週間くらいかかりました。

私は悪寒が始まると、時計とにらめっこでした。
悪寒は40分くらい続きました。
ですから次からは40分たてば楽になる、そう思っていました。
でも2〜3日すると、40分が30分にと短くなっていきました。
それによって、私は回復に向かっていると感じることができました。
時計とにらめっこしながら、
「よしよし、治ってきてるよ!がんばれ!」
と、自分で自分を励ましていました。

まぁ、メンタルトレーニングを一人二役でやっている感じです。

確かに周りの人に支えてもらうのは必要ですが、戦うのは自分なので!
支えてもらいながら、自分が頑張る!

白血病患者になって思ったこと。
カウンセリング的な寄り添い。
メンタルトレーニング的な自分の変化を感じながら毎日の小さな回復を肯定すること。
両方がなければ、自分の中から病気に立ち向かうエネルギーはでてこないのかな。

人は、毎日心が揺れ動くものです。

オリンピック選手も同じだと思います。

メンタルは大事です!