お腹の手術は開腹手術。
今回はいつもの消化器外科チームとは別に肝臓チームにも入ってもらったようです。
(さすが研究の大学病院…細分化がすごい…)
結局13時前に病室を出発し、
夕方遅くに帰ってきたようです。
手術台に横になってから、
主治医の先生に、ずっと気になってたことを聞いてみた。
「このタイミングで手術してよかったのかなぁ…(次が出てこない?抗がん剤もっと叩いてた方がよかった?)」
そうしたら、
「いいんじゃないん?
どっちにしろしっかり取ってくるから。」
と言ってくれました。
ここでもツーと涙が出てしまい…
「よろしくお願いします。」と眠らせてもらいました。
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その後の回復は順調で、
次の日から歩き、
術後一週間の今日、無事退院しました。
硬膜外の麻酔が、右上部分しかきいてなかったのは今回びっくりしたけど…
道理で手術から目覚めて痛かったわけだ( ̄▽ ̄)
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結局、お腹を開いたところ、
二箇所を取りました。
副腎は更に大きくなって8センチくらい。
このタイミングで取ってよかった。
一ヶ月遅かったら無理だったかもしれないとのことでした。
また、
消化器外科のチームがいつも相手にしている消化器原発の悪性腫瘍と違い、
骨肉腫は膜を作るので、まわりに広がりづらいとのこと。
つまり、腹膜播種であろうと、転移巣をパチリと取れるということのようです。
私がお世話になっている大学病院では、
消化器外科チームは、骨肉腫の転移の手術をしたことがありません。
だから、とっても慎重です。というか、やりたくなかっただろうなと思う。
彼らの頭には、自分たちの消化器専門の経験に基づいた方針があります。
だから、今回の手術は先生たちにも発見だったらしく、
「骨肉腫の場合、お腹に転移しても、わかったら早めに取りに行く(術前に抗がん剤をするとしても回数を決めて延ばさず)」
と経験になったようです。
私も、
発症から12年目にして、
「骨肉腫には手術が一番有効」ということを再認識しました。
これから何が起こるかはわからないし、
今は現状維持を目指すのみだけれど…
患者の私自身も最後まで諦めたくない。
yukie