Kazumoto Iguchi's blog 元記事
http://quasimoto.exblog.jp/14677336/
福島原発「水棺」処理は日本を「棺桶」にする!?:東電関係者を排除すべきだ!
みなさん、こんにちは。・・・(井口和基)より
今私は関東からかなり離れてはいるが、今やこっちの方まで福島の邪悪の風は届いている。
これもそれも全ては、菅直人と東電と保安局と東大のおとぼけの人々のせいであった。
初動処置に遅れ、間違った対処を選択し、それを繰り返していったことのツケが今の現実なのである。
消防隊、自衛隊、警察官などは、その誤った指示を粛々とこなす他は無く、そのとばっちりを受けて、今日に至ってるというのが現状だろう。
さて、そんな福島原発の危うい状況は、ここでも「福島原発 1号機の状態:いつまでもつのか?」にメモしておいた。
1号機だけを見ても、すでに建屋が吹っ飛んで、むき出しの状態。
1号機
4号機
そして、格納容器が破損してもろにそこから放射線や放射性物質をまき散らしているのである。
メルトダウン(炉心溶融)を避ける為に水ばかり入れたために、
今では、本来なら一番下の圧力調整室だけが水を一部含んでいなくてはならない
という状況が、今では、「水棺」(すいかん)(私はこの言葉は初耳。
だれかが勝ってに造語したようですナ)状態にあるという。
1号機、事実上の「水棺」処理
東電は22日の記者会見で、福島第一原発1号機の格納容器の下部にある圧力抑制室が、
ほぼ水で満たされているとみられることを明らかにした。
ドライウェルと呼ばれる上部も半分程度、水がたまっているとみられ、
燃料が完全に水につかるまで格納容器を水で満たす「水棺」処理が
事実上進行していることになる。
圧力抑制室は通常、約50%の水が入っており、圧力容器の内部が非常に高圧になると、
弁を通じて内部の蒸気を導き、水中で冷却、凝結させて全体の圧力を下げる。
1号機の圧力容器には、これまでに約7000トンの水が注入されており、東電は、
この水がほぼ全量、格納容器内にとどまっているとみている。
2、3号機には格納容器の容量(約7000トン)を上回る1万4000トン、
9600トンが注水されているが、圧力抑制室の損傷などで格納容器から流出し、
タービン建屋などに流入している可能性が高いという。
(2011年4月23日06時00分 読売新聞)
何やら「水棺」、「水棺処理」などというと、言葉の響きから、
さも原発がお棺桶状態になり、もう死んだかのような印象を受けるだろう。
おそらく、東電のおばかさんがまたそういう文言遊びをしてくれたようである。
しかしながら、現実は全く逆である。
上のデータを見ても解る通り、ペレット内にあるはずの燃料棒は、
ペレットの大半が溶けてむき出し状態で、おそらく真っ赤になっている。
そして、残っているペレットも徐々に金属が溶けて徐々に崩落の一歩手前である。
これが、しばらく前の京大の小出博士の指摘であった。
そして、今日の小出博士の指摘を聞いたら私はかなり絶望的な気持ちになった。
小出博士は、「水棺」処理は危ないと言っているからである。
福島第一原発事故:小出裕章 2011.4.26
http://www.youtube.com/watch?v=4aEVSTlbr9U&feature=player_embedded
その理由とは、格納容器というものは、もともとガスを封じ込める程度の弱い構造だから、
そこに多量の水(7000トンの水)を入れたらまずは崩壊する、
耐えられないだろうというのである。私もそう思う。
また、このインタビューを聞くと、4号機も、2号機も3号機も
かなり危うい状況にあるということである。
まあ、暗澹たる気分になるが、それが現実である。
文書屋の首相に、不動産屋の東電に原発を修理せよと言ったところで
どうしょうもないからである。
ましてや、首相官邸に陣取って、日本沈没を狙っている米人をありがたがって、
連中の言いなりのことをやっていれば、日本が沈没するのは当たり前。
結局、何を一番最初にしなくてはならないか、と言えば、
首相を更迭すること、そして東電関係者を排除すること。
そして、国家対策チームを組んで、小出博士やお仲間たちと
東芝と日立の技術者の合同チームで対策のための「クリティカル・パス」を作り、
それに応じて、自衛隊や消防や警察などの特別チームが対処することだろうと思う。
もしこのまま、ド素人軍団のその日の思いつきで「水棺」などの無謀なことを
やっていけば、これまですべでが裏目に出たように、今回もまた裏目に出て、
当初の半年で水蒸気爆発の危険から、自ら水蒸気爆発ないしは格納機をぶっつぶして、
内部の核燃料の一気流失の危機へとつながるのだろうと感じる。
格納機の「水棺」が、「日本の棺桶」に早変わりするというわけですナ。
ほんとうに外国に逃げる手はずを考えておいた方が良いのかもしれないというわけである。
もう、俺は知~らねえ。どうぞお好きにおやり下せえ。世も末どころか、世界の末ですナ。