東映京都スタジオ所属 役者まつむら眞弓さん
TV・CM・舞台・朗読・etc
いつまでも泣いてもいいじゃない、くよくよしてもいいじゃない。
この言葉を聞いた時鮮烈でした。他の人と逆説なのですから、、、、
そうこの方も経験しているんだった。と一瞬にして思い出しました。
過去に悲しい暗闇にいたことがあると、、、
今でも癒える事はないと、、、
2009年12月28日(月)
10年前に、同じく役者をされていた双子のお姉さんである直美さんが、大腸癌の末期で
余命1年の宣告を受けて、看護、そして見送り、今現在までのお話を聞かせていただきました。
「一卵性の双子で10代から役者を目指して、親元を離れ二人で京都に移り住む。
双子にしか出来ない仕事も私生活も、約20年、二人三脚で生きて来て互いが自分自身のようなもので、それだけに余命宣告を受けたときも暗黒に突き落とされ、先が見えなくなり死ぬ事も考えました。
月曜日から金曜日まで病院看護
土曜日と日曜日は役者の仕事をしていましたが、今思えば看護しているつもりでしたが、
逆で姉に支えられて居たような気がします。何か人にしてもらうとありがとう、ごめんね。
と言っていました。
私のことも、お世話になっています。よろしくお願いします。と頭を下げてくれていました。
一年五ヵ月後闘病の末、姉が亡くなり、私もビルの屋上から飛び降り死のうと思いました。
でも飛び降りる勇気も無く抜け殻になってしまった私ですが、ある日、双子の姉が私だったら、
今の私を見てどう思うのだろう?きっと何をしているの!と言うに違いない!
それから、少しずつ頑張れるようになりました。
10年経った今も、昨日の事のように悲しみも同じ、涙も溢れます。
悲しみを乗り越える事なんてできない!だけど、悲しみの感じ方は変りました。
今までも、これからも、共に仕事をして行きます。
今の方が、感じるのです。仕事中ももちろんですが、
仕事を終えた後にお疲れさんとお互いに労う、感覚を感じます。」
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─ まつむら眞弓
この、お話は御本人様の許可を得て、書いています。
今度のイベントで朗読をお願いしました。
この方なら愛と悲しみを充分過ぎるほど表現して頂けると思います。
きっと、お姉さんも参加して下さると信じています。
来て頂いた方に、少しでも心暖かくなって帰って頂ければ、いいですね。
痛み止めを飲みながら、頑張ってます。(^O^)