昨日は一年に一度の「炉開き」でした。



普段は洋服でお稽古していますが、この日は他の生徒さんもお着物姿で、
お茶室の空気が一段と引き締まり、心まで凛と整うようでした。





👘 赤い更紗模様の着物

前日まで全く違うコーディネートを準備していましたが、
朝になり、自然とこの赤い更紗模様の着物に手が伸びていました。
着物はその日の心と響き合う——
そんなところが本当に楽しいと感じます。




この一枚は、35年前。
OLになって初めて仕立てた着物です。
たしか冬のボーナスを頭金にして、一年ほどのローンで購入したと思います。
ここから私の着物人生が始まりました。


二十代のころ、何度も袖を通した思い出の着物。
何度かリサイクルショップに出そうかと迷いましたが、
まさかアラカンになって、また袖を通す日が来るなんて……
自分でも少し驚いています。


帯はメルカリで出会ったもの。
白地にやわらかな花文が織り込まれていて、とても使いやすい一本です。
いつか「メルカリで失敗しない帯選びのコツ」を書いてみたいと思います。






🍂 炉開きの日に

この日は初めて学ぶことがたくさんあり、
また、着物と洋服では身体の力の使い方も変わり

一つひとつの所作に背筋が伸びる思いでした。


同時に、丁寧にご指導くださる先生方、
そして美しい所作でお稽古を共にする皆さまへの感謝の気持ちが自然と湧き上がってきます。



十一月の茶道。
ひんやりとした寒気が気持ちよく、心もまた整っていくようです。

また次のお稽古が楽しみです🍂照れ🍂