「普通」とか「○○っぽい」とか
どうでもいいなぁって
この映画を見ると思います。

映画「パーフェクトレボリューション」
あっという間にミツに惹かれ、
この世界に引き込まれてました。

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主人公のクマは、幼少期に脳性麻痺を患い
手足を思うように動かせず、
車椅子生活を送っている。
障害者だって恋もしたいし、性欲もある。
そんな障害者の性に関する理解を得るために
活動している。

そんな彼が、ある日ピンクの髪の女の子ミツと
出会う。ミツは人格障害で、
社会にうまく適合できない。

体の障害と心の障害、
障害のある2人に立ちはだかる
周囲の偏見や差別、無慈悲や無理解など
あらゆる壁をぶち壊して
「完全なる革命」を
成し遂げようとする
まっすぐなラブストーリーです。


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障害者の性や、恋、リアルな生活を
描いているので、
最初は「どんな展開になるんだろう」と
思っていました。

でも、
主人公のクマが伝えようとしていることは
特別なことではない。

「障害者だから」
「こうあってほしい」
「普通は、、、」
こんな先入観が、
世の中には溢れている。

そして、
人格障害を抱えたミツが発する言葉は
純粋で、本質をついていて
ハッとさせられる。

ミツのあまりの純粋さに
胸が痛み、
心打たれます。

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「生まれも性別も、職業も能力も
お金も年齢も、幸せには関係ない。」

「あなたと私みたいな不完全な者どうしが
幸せになれたら、
それってすごいことだと思わない?」

心に残る言葉の数々。

「大変だよ」って言われることも
やってみなきゃわからない。
無謀だなんて、誰が決めたの?

「きっとこんな俺のことを嫌になる日がくる」
それも、その日が来た時に考えればいい。

私たちは、何かが、
まだ起きてもいないのに、
起こる前に不安になったり
行動にうつせないことがある。

そこには先入観があることが多い。
もしかしたら、
先入観ほど、無駄なものはないかもしれない。
この映画を見ると思います。

「普通」ってなんだろう?
完全じゃなきゃいけないの?
って考えます。

そして、すごく勇気をもらえます。

企画・原案は熊篠慶彦さん。
生まれた時から脳性麻痺があり車椅子生活。
医療、介護、風俗産業など様々な現場で、
障害者の性的幸福追求権が無視されている
という現実に突き当たり、
支援、啓発、勉強会などを行っています。

この映画は熊篠さんの話をもとに
作られました。

たくさんの人に見てほしい映画です。
「パーフェクトレボリューション」
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
ミッドランドスクエアシネマ他で公開中📽

10/8にはミッドランドスクエアシネマで
舞台挨拶もあります!