訓練について書いたら、
評判が宜しい様で、
第2弾!!
だいたいの人が、
私が、私が、と主張する。
自分を見て欲しい、
自分はああだこうだ、
と無作法に自分を投げ出す。
そういう人こそ、
訓練されると、
少しずつ自我が取れ、
その人自身が自身から解放され、
自由の身へ歩き出す。
画家の基本はデッサン、
日舞の基本は所作、
歌の基本は発声である。
歌を唄うことは、
発声から始まり、
発声で終わるとも言われる。
要するに、
唄うことに迷いが生じたら発声に戻れ、
と言う意味である。
可愛いい声は可愛いくなるし、
怒鳴り声は闘いを招く。
穏やかな声は優しくなれるし、
清い声は気品が生まれる。
声は生まれつきだから変えることは難しい。
自分の声を認め、
その声を訓練すると、
その声は意味を持ち、
エネルギーの塊となる。
そして声と同時に
メロディー、
リズム、
言葉で組み立てられた歌に行き着く。
果てしなく感じる訓練の時間から生まれるその歌声は、
人々に感動や感謝、
と言う神聖なるものへといざなう。
最後に。
稽古は休まず、
時間を守り、
自身を先生に預ける。
何かをしよう!
としない。
ただただ受け身でいる事。
ご参考までに…。