野菜がおいしいっ
自分が50代になるなんて
全く想像できなかった若かりし頃のあたし
…ノストラダムスの大予言で
30歳まで生きられないかもって思ってたし…
歳を重ねることで
自分の体に起こる変化に
びっくりしたり戸惑ったり…
たとえば…
わかりやすく認めたくない老眼とかぁ
あと…全力疾走のやり方を忘れるとかぁ
あと…空気を吸っても太るとか…ね
食の好みも変わってくる
旦那さんと夕食を食べながら
「昔は好きじゃなかったのに
歳をとると好きになってるものって
あるよね…」
なんて話すこともしばしば
旦那さんも確実に
食の好みが変わってきてるらしい
嫌いでも食べられないものはなかったあたし
唯一ダメだったのが
…牡蠣🦪
好きな人にはたまらないであろう
あのクリーミーな海の味が
壊滅的にダメだった
20代の頃出張で行った北海道で
『ものすごくうんまいもの
ごちそうするからね!』
と取引先が宴会を開いてくれた
『こんな牡蠣、ここでなきゃ食べれないよ
今、裏の海でとってきたばっかの最高級』
嘘かホントかわからないけど
新鮮でおっきな生牡蠣🦪を出してくれた
うわぁって思ったけど
これ以上ない新鮮でおいしいって牡蠣なら
もしかしていけるかも…
勇気をふりしぼってぱくっ!
……
やっぱだめだぁ〜
固唾をのんであたしの反応を見ている
おじさま方…
「ほ、ほんとにっ!!やっぱり違いますね~
さいこーにおいしいです」
美味しい海の幸を食べさせてあげたいという
ありがたい気持ちに応えるべく
精一杯のお礼の気持ちで
サイコーな笑顔を作ったつもりだけど…
ちゃんとできてたかな?
あの最高級であろう海の牡蠣🦪…
歳を重ねて味覚が変わってきたあたしが
今あの場にタイムスリップしたら
おいしいと感じられるだろうかとふと思った
何でもない夕食後の夜