‘Scene‘~君と僕の見ている風景~東京ドーム初日(1)
あれはいつのことだっただろう?
興奮しすぎて忘れてしまった!
たぶん、まだ半袖を着ていた時期だっただろうか?
ある日、電話が鳴った。
出ると、高校時代の友達・Tちゃんからだった。
Tちゃんは興奮して、私に言った。
「カータン! 嵐の東京ドーム初日、
私のお友達が当たって、2枚余るからって、
私とカータンの分譲ってくれるって言うんだよ!」
涙と鳥肌が同時に私を襲ったわ。
震える声でお礼を言うのが精一杯だった・・・。
あの日から、数ヶ月が過ぎ・・・
行ってきました!!
先週の金曜日、11月19日、東京ドーム初日へ。
ホントはね、国立も参戦させてもらった手前、
今回のツアー、行かれなかった人もたくさんいるわけで・・・
記事に書くのも躊躇っていたのですよ。
だけど、今回コンサートに参戦して、やっぱり書くことにした。
行かれなかった人たちのためにも、伝えなきゃ!
といっても、また例によって何の曲を歌ったとか、
嵐の皆がどんなトークをしたかなんていう参考になる
レポートではできませんが、とにかく熱い思いを聞いてください!
11月19日。その日は、長女の学校の授業参観だった。
昼間は、学校に行き・・・
そうして、学校から戻ると、私はすぐに母の顔を捨て・・・
に、変身よ! 気分はセブンティーン。(言い過ぎか?)
地元の駅で電車に乗ると、
電車の中はすでに嵐ファンがいっぱい!
お手製のパーカーを着た子たちもいたわ~。
皆、とにかく嬉しそう!
そんな姿を見ているだけで、私も幸せな気分になる。
私も電車に揺られながら、いろんなことを妄想してしまったわ。
4時半かぁ~。コンサート開演、1時間半前ね・・・。
今頃、潤君は何をしているのかしら?
そうね、楽屋で最後の打ち合わせをしているかしら?
シルクのガウンを着て、胸をはだけさせて・・・(発想が昭和?)
そんなこんな・・・を妄想していたら、
車内の暑さと緊張が加わって、顔だけが異常に火照り・・・。
ど、どうしよう・・・!!
すっかり気分が悪くなってしまったじゃないの!
私、吐きそう!
こ、こんなところで、倒れるわけにはいかないわ!
東京ドームの外では、すでにTちゃんが待っている。
早く水道橋の駅に着きたい・・・
涼しい夜風に当ったら、きっと少しは気分も回復するわ・・・。
なんとか無事に水道橋の駅到着。
駅には人、人、人!!
駅からドームに向かう道も人でいっぱい。
なかなか進まない。
やっと待ち合わせの25番ゲートの前に来ると、
Tちゃんが私に気がついて手を振ってくれていた。
「ごめんね。かなり待たせてしまったんじゃない?」
そう私が聞くと、Tちゃんは言ったわ。
「いいの、私さっきまで皆とお茶していたんだけど、
嵐のこと考えたら・・・」
急に顔だけ妙に熱くなって・・・
気分が悪くなって、1人だけ先にお店を出たの。
あら? Tちゃん、私とまったく同じ症状。
好きな人のことを考えて胸が苦しくなるんじゃなくて、
顔だけ火照って気分が悪くなるというのは、
我々40代の特徴なのだろうか・・・?
さて、Tちゃんのお友達・Hちゃんが譲ってくれた席というのが、
なんとアリーナBブロックだというじゃないの!!
さらに顔だけ異常に熱くなるのを感じながら中へ。
座席表で確認した途端、とても良い席で、
思わずTちゃんとすごい声で絶叫してしまったわ!
その声でその場にいた係り員のお兄さん、
相当驚かせてしまったみたい。腰砕けていた・・・。
反省したわ。
40代、喜びの加減、コントロールもはや不能!!
そうして、アリーナを進んで行くと、
Tちゃんのお友達のHちゃんが気づいて手招いてくれた。
その席は、Bブロックの最前列で、ステージからも近いし、
花道からも近いし、とても見やすい席だった。
Tちゃんと思わずHちゃんに抱きついて、
その場でクルクル回ってしまったわ。
って・・・私、Hちゃんとは初対面だったんだわ。
改めて、Hちゃんにご挨拶をする。
「あの・・・これお礼と言っては何だけど・・・」
そう言って、私はバッグからあるものを取り出して、
Hちゃんに差し出した。
あぁ、よかった~。やっぱりまだ使っていない?
嵐のコンサート会場で、YUZUSCOを配る私って?
そうなの、この頃、名刺代わりにYUZUSCOを
配っている気がする・・・。
一息ついて、私がコートを脱ごうとコートに手をかけると・・・
Tちゃんがバッグをゴソゴソし始めて・・・
バッグの中から、大きなエコバッグを取り出して・・・
私のコートと自分のコートをその中にしまうと、
ホント、Tちゃんは外見は若々しく
うちの長女なんかいつも
「とてもママの同級生には見えない!
Tちゃんはホント若く見える!」
と言うくらいなんだけど、
でも、その気配りは『お母さん』そのもの。
ホント、思わず「お母さん~」と呼びたくなるような人なのだ。
*前回のコンサートでのTちゃんのお母さんぶりはこちら 。
さぁ、コンサート開始まであと十数分だわ。
とても大人しく座っていられるような状況ではなかったけど、
これから3時間、嵐と一緒に弾けるためには、
ここは席に座って、体力温存しておかなきゃね。
あと数分・・・だわ・・・ドキドキドキ・・・
と、その時だった。
皆が歓声と共に一斉に立ち上がった。
えっ? 嵐が登場?
ステージに慌てて目をやるも、ステージはまだシーンとしている。
すると、Tちゃんが私に言った。
聞こえたって・・・何?
「嵐の円陣の声!!」
あっ、そういえば、遠くの方で男性の声がしたような・・・。
あれが・・・嵐が円陣組んで発した声だったとは!!
嵐のコンサート参戦4回目で、
初めて嵐の円陣の声を聞いたわ!!
ステージの裏、今、嵐の皆は、
肩を組んで気合を入れて、
そして、もうすぐ私たちの前に登場するのね?
いよいよなのね!
「A・R・A・S・H・I! A・R・A・S・H・I!」
嵐コールが場内に鳴り響き始めた。
つづく・・・
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ベビーフット『カータンちゃんネル』エッセイ更新しました。
今回のお話は、私にベビーフットを紹介してくれたBちゃんが
初めてベビーフットをした時の失敗談です。
これから、ベビーフットをされる方の参考になるはずです!!
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