初盆 | 穏やかな日々を・・・

穏やかな日々を・・・

平成24年5月、父が悪性胸膜中皮種と診断されました。そして平成25年4月6日永眠しました。それまでの父さんと家族の記録、そしてこれから穏やかな日々を過ごせるよう願いを込めて綴ります。

お久しぶりです。


こちらの地方ではお盆は8月13日から15日にあたります。


父さんの初盆でした。



たくさんの方にお参りしていただけました。


私の友達も来てくれて。


お客さまが次々来られるのであんまりお話できなかったけど

また落ち着いたらランチでも行きたいな。




ちながね、じいちゃんが帰ってきているのを感じてるようでした。


赤とんぼになって帰ってきとーよー。


と。




父さんやっぱり晴れ男。

お盆の間はだいたい雨がふるのに降らず。


ほんと父さんらしいなぁ~って。





そして15日。


昨日の19時から精霊流しにいきました。



うちの地域では、近くの川で屋形船がでて

それに初盆のちょうちんや、お供え物を載せてながします。



焼香台があってそこでお参りして。


たくさんの人がきてました。




そしてちなが突然泣き出しました。




「じーちゃん、帰ったらいやだ」って。


やっぱりちなは感じてるんだってそう思いました。



わたしたち・・私もだけど、なんていうのかな

父さん帰ってきてるかなって、そんな思いはするけど

そこに父さんがいる・・っていうのを感じることできない。



でもちなは、あの船の向こうに

じーちゃんとちびくんとほしくん(実家で飼ってたわんこ)がいるって。


自分も屋形船にのってじーちゃんと一緒に帰るんだって。




だめだよー。

乗れないよ。

あれはね、じーじがまた天国に帰るお舟なんだよっていうと


どうしたらじーじと一緒に乗れるの?って。



考えながら考えながら「ちいちゃん、あのお舟はね亡くなった人・・・死んでしまった人が

乗るんだよ」って伝えると



「じゃぁちーちゃんも死ぬ!」って。



死んだらじーちゃんのところにいける?って。






5歳の子がこんなにもじーちゃんのことを想えるのかな。


じーちゃん・・・父さん、あなたは幸せだね。


たくさんの愛に包まれて、今もそう、父さんが一番大事に、そして心配してた

孫娘にこんなにも思われてる。


うちの娘も年長さんのときにじーちゃん(私にとっての義父)を亡くしました。


お空にいったんだよ。お星さまになってなっちゃんのこと

ずーっとみてくれてるよって同じように言ったけど

なんだろう、ちなとは全く違う。




父さんのちなへの想いがとても強かったように

ちなの父さんへの想いはとてもとても深い。




まだ5歳の子が自分が死んだらじーちゃんに逢える・・なんてこと

言わないよ。


まだ死という意味をわかってないはず。いや、わかってても漠然としたもの。


でもちなは本当にじーじに逢いたいんだなって。


逢いたいのを我慢してるんだって感じました。






19時。


精霊流しが始まりました。




穏やかな日々を・・・



父さん、次はお彼岸かな。


次は私たちが父さんに会いにいくからね。




穏やかな日々を・・・




もう帰りついたかな?



またおいちゃんたちそれぞれお土産話をもちあって


ゴルフにパチンコに飲み会と楽しい夏の残りを楽しんでくださいね。