ごきげんよう!森澤勇司です!

 

今回は
「心の病」をテーマにお届けします。

お仕事のヒントになれば幸いです。

 

自分の理想を実現に向けて

活動しているとき

かかりやすい心の病があります。

 

今回はそんな「心の病」について

「兵法家伝書」を元に

掘り下げてみます。

 

能楽の事も多く語られる

剣術指南役 柳生宗矩の名著です。

 

心の病気の種類

目的がある人にとって

障害となる心の病気です。

 

勝たんと一筋に思う病

 

勝とうとばかり考えている病

現在だったら

マウントをとるというのも

一種の心の病気です。

 

「~~すべき」という義務感から生まれます。

しかし行き過ぎた義務感は自分を見失います。

 

兵法使わんと一筋に思う病

 

自分の勝利パターンにはめないと

気が済まない。

 

あげた拳を下ろせないのも

心の病気です。

 

 

習いのたけを出さんと一筋に思う病

 

習った技を使いたくてしょうが無い

手段が限定されている状態です。

 

「~~を使わねば」「~~を使うべき」

 

一番思いのが

「せっかく習った○○を試さなければ申し訳ない」

 

これは人のせいです。

また極端な自責にはしるひとも

卑下慢に入り込みます。

 

 

かからんと一筋に思う病

 

心の病気にならないようにと

念じているような状態。

 

否定型の言葉は

脳にとっては肯定型と

区別がつきません。

 

二匹の猿を想像しないでください。

このように語尾をいくら否定型にしても

心の病気がイメージされています。

 

念じれば念じるほど深くなる

心の病気です。

 

「あれもこれもやらないようにしなければ」

 

 

またんとばかり思う病

 

常に受け身と決めている

心の病気です。

 

 

指示待ちでしかしない場合も含まれます。

 

現代では自分の目的について

「これであってますか?」と

他人に確認することも

心の病気である場合もあります。

 

確認が必要なことと

自分で決めることの

区別がつかなくなっています。

 

「事後処理こそ能力」

 

自信が無いように見えて

事後処理が出来るという

過信から生まれる心の病気です。

 

 

病を去らんと一筋に思い固まりたる病

 

かかってしまった心の病気に気づき

直すことばかりが目的になっている状態です。

 

全体が見渡せなくなり

部分に過度の執着が出てきます。

 

 

「思い込み」が心の病気

何事も心一筋にとどまりたるを病とするなり

 

この心の病気とは上記の「一筋に」という部分です。

 
それぞれバランスがよければ病気ではありません。
心が思い込みで動かなくなってしまっていると
体も動かなくなってきます。
 
 
現代でもわかりやすいように
語尾で「心の病気」を見分けてみます。
 

勝たんと一筋に

「~~すべき」

 

兵法使わんと一筋に
「~~使わねば」
 
習いのたけを
「せっかく習った○○を試さなければ」
 
かからんと一筋に
「あれもこれもやらないようにしなければ」
 
待たんとばかり
「事後処理こそ能力」
 
これは心の病気の一例ですが
「一筋に」という心の病気は、
全体通して「~べき」という
思い込みに包まれています。
 
大きく分類すると下記の3つの複合方です。
 
「決めつけ」
 
「否定型の言葉」
 
「人のせい」
 

心の病気を治すには?

「兵法家伝書」には
事後対応としての
対処法が初重、後重と
二段階に分けて解説されています。
 
その部分は割愛させていただきます。
 
えええっ!!!
治しかたは~
 
サラッと知ると
かからなくてもいい
心の病気にはまり込みます。
 
まずは種類をみて
いま当てはまる事柄があるのか
当てはめてみるのが
おすすめです。
 

ブログでは事前対応を提案します。

最終的に心の病については
日々の鍛錬が必要と説かれてます。
 
うわ~やっぱりね~
 
しかしそれでは
せっかく読んでいただて
そのオチはないですよね~
 
と私なら思います。
 
それなので実践の一例をお伝えします。
 

実践の一例

心の病はたくさんあるようでいて
掛算で種類が増えています。
 
すぐ出来る対処法としては
下記の3つを瞬間的に
変換してしまうことです。
 

「決めつけ」

「これしかない」→「これ以外もある」
 
例「新幹線しか無い」→「新幹線以外もある」
 
 

「否定型の言葉」

「~~しない」→「○○する」
 
例「新幹線には乗らない」→「飛行機に乗る」
 
これは代替え案が無いと
病気が深くなる
 

「人のせい」

「猫が急に飛び出してきたから」
→「猫は急に飛び出してくるもの」
 
おっとこれは人ではなく猫でしたね!
 
心の病は複合型で数が増えている
ひとつを見れば修正は可能なことが多い。
 

まとめ

最後に「心の病気」にならないためには
日々のケアが大事です。
 
磨き抜きたる玉は
泥中に入ても汚れぬ也
 
事前対応で心の病気の存在は知っていても
心にしみこませないのが一番の予防策です。
 
事後対応から
事前対応にシフトする事が
治療でもあり予防でもあります。
 
 
天命のアクションプラン
心を磨く
ルーティンワークを
決めて丁寧にする
(歯を磨くなど毎日する事がよい)
 
●1日1分!能の言葉 毎日8時配信メルマガ
こちらも毎日の心のケアにおすすめです。
 
原文にチャレンジしたい方は
これがおすすめです。
 

 

 

 
いつも最後まで読んでいただき
有り難うございます!
 
またお目にかかりましょう!!!
 
フォローしてね!
 
おすすめ
●1日1分!能の言葉 毎日8時配信メルマガ
●プロフィール