滝沢は当時携帯を持っていたから
家から掛けてみた。
でもずっと電源が切られていた。
H先輩は警察なのか…
事故に巻き込まれ病院なのか…
プルルルル…
「なに?」
「ノブ〜」
私はノブに電話をかけた。
「H先輩が何処にいるか
調べて〜」
「なんで?自分で調べたらいいだろ?」
「調べたけど分かんない〜」
そのとき県外にいたノブに
電話で泣きついた。
「チィっ💢…ちょっと待ってろ!分かったら電話する」
結局ノブが人に聞いてくれて
すぐにH先輩の居場所は分かった。
総合病院に入院していた。
しかも面会謝絶だった。
「結構ヤバいらしいよ?死ぬんじゃね?」
とノブに言われた。
なんて言うんだろ
背中がゾワゾワする…胃が気持ち悪い
足に力が入らない
不思議な感覚に襲われた。
「滝沢?だっけ?そいつは面会出来るってよ!」
滝沢もあの事故に巻き込まれた
1人だった。
長瀬くんもみんなあの場所に
居たらしい。
あとは誰が運転していて誰の車で
単車で事故が起きたかとかの事情聴取
などを病院でしていて
ボスとかも何処に居るのか
分からない状態だった。
何人も意識不明の重体だった。
その中にH先輩は入っていた。
私は滝沢に逢いに行く事にした。
続く