都合いい時だけ離見の見の薦め | 演JOY♪ヴォイス&アクターズ道場 佐藤祐一のブログ
2019-03-27 12:01:57

都合いい時だけ離見の見の薦め

テーマ:演技
本当はこんなことしたくない。とか
言わなくてもいいこと言っちゃった。とか
普段の生活で100%自分の感情に没頭するわけでなく
程度の差こそあれ その瞬間一番の感情と
それをセーブしようとするもう一人の自分が共存していることは
日常生活でよくあると思います。
 
人生で誰もが取り入れている(というか元々存在している)感覚なので、
人間を描く「演技」という作業中にもそれは取り入れて当然。
寧ろそうしなければ一面的で単純な人物像になりがちです。
私がレッスン中使う言い方で言うと「ハンドルの遊び」。
カッチカチに表現を固めるのではなくて、どこか何でもアリのスペースを残しておく。
だからと言って瞬間瞬間の一番の感情はちゃんとそこにあって、
でも同時に共演者の表現に影響もされていて
台本という共通の設計図を壊すようなことはしない正確さもある。
 
それが私が感じる 素敵な演技中の状態です。
簡単なことではないけれど、誰かに思いを伝えたい時、
その人が素敵に見えている場合、本人は自覚していなくても
部分的でもそれが実現出来た瞬間が必ずある気がします。
 
真面目に演技に取り組んでいる人で、演技中、外的なことを気にしたり
頭の中で台本を確認したり、場合によっては役の置かれている状況とは
無関係の邪念に気を取られる自分を許せず、許せない自分を受け入れられなくて
より集中を欠いてしまう人は多いです。
演じながら反省してしまう状態。
 
私自身若い頃はその傾向が強く、脳内で自分で自分にダメ出ししながら演じてしまって、
そんな自分が嫌で、でもどうしたら良いのか分からなくて
騙し絵の いつの間にか元の高さに戻っているらせん階段のように
グルグル出口のないところを回り続けているような日々がありました。
 
特に、受けている演技レッスンが大人数だったり、
講師が「自分で考えろ。質問はしないで。」というタイプだったり、
えこ贔屓やバランスを欠いたカリキュラムでなかなか演技のチャンスが回ってこなかったりすると、
やっと来た実演の機会になんとか高まった自分を見せたくて、
でもそれには不可欠な「自分で自分のコントロールの仕方」をそもそも教わってないので分からなくて、
分からない。結果演技が自爆して凹む。
その繰り返しでした(つづきます)。

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