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直木賞受賞作、
佐々木譲さんの『廃墟に乞う』を読み終えました音符

☆yuiの日記☆-100125_1916~01.JPG

休職中の警察官が事件を解決する短編集で
舞台は、私の大好きな北海道。

美しいイメージが強い北海道。
海外からの観光客が多いニセコなどは栄えているようですが
実際のところ
札幌でさえ、有効求人倍率が全国平均を大きく下回っています。
他にも、いろいろと課題の多い土地。
だけれど
それ以上に魅力のある土地だと、常々感じています。

この作品では
そんな北海道のいいところも悪いところも
あるがままに書いています。

犯罪についても同様で
救いようのないところも
しっかり描かれている。

だけど、不思議と重さを感じさせない。

それは、休職中の警察官が犯罪を解決していくという
現実では考えられない設定ゆえだと思います。
フィクションとノンフィクションの違いを心得ていて
小説であることに徹している。

直木賞受賞も納得の
素晴らしい作品だと思いました。


一昨日、佐々木譲さんがJ-WAVEに出演されていて
初めて知ったのですが
佐々木譲さんと逢坂剛さんは、編集者が同じだそうひらめき電球
なんか、納得アップ


私が選ぶ芥川賞は
やっぱり、藤代泉さんの『ボーダー&レス』ですねビックリマーク
最近、再読しましたニコニコ
こちらも、いい作品ですラブラブ