先週より臨時国会が始まり、所属委員会も決まりました。常任委員会が予算、法務。特別委員会が政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会(倫選特)。さらに憲法審査会にも加わることとなりました。自民党での各部会の政策審議とともに、国会では所属委員会を舞台に国政に携わっていくことになります。きょうは予算委について書いてみたいと思います。

 予算委は衆議院も参議院も質疑が各党一巡するまでは内閣総理大臣以下すべての閣僚が出席し、質疑の内容はNHKが生中継します(質疑が一巡した後は関係大臣のみの出席で、テレビ放送もないことが一般的です)。どういった案件であっても最終的には予算と無関係ではないとの建前で、ありとあらゆることがテーマになり、野党は不祥事の追及に多くの時間を割くこともあります。

 昨日(10月21日)、今日(22日)と衆議院で予算委員会が開かれました。両日ともNHKで生中継されていたのでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。参議院は明日(23日)、明後日(24日)と開かれます。こう書くと、「山下が質問する姿をテレビで見られるのか」と思われるかもしれませんが、残念ながら予算委の所属になったからと言って、すぐさま質問に立てるわけではありません。

 テレビ中継がある予算委は国民に訴える絶好の機会ということで、各党とも党幹部や論客を質問者に並べます。予算委に所属していない人であっても、当日だけ予算委員を差し替えて質問に立たせることも可能です。予算委の質疑が政権の趨勢を決めることもあるだけに与野党とも相当、力を入れて臨みます。まさに国会論戦の主戦場です。新人議員はすぐには質問に立たせてもらえませんが、予算委の議論を今後の政策立案に生かしていきたいと思います。