(一部略)
得子 集中力や創造力が高まるとして欧米では瞑想プログラムを研究に取り入れる企業が多いのよ。
グーグルなんて瞑想ルームで仕事の合間に瞑想するのが日常風景になっているらしい。
米国の科学者ジョン・カバットジンがヨガや禅をもとに発展させた「マインドフルネス瞑想」ね。
マインドフルネスは仏教用語の一つ「サティ」の英訳で、日本語では「気づき」と訳されることが多いかな。
金太郎 創造力まで向上するなんてにわかに信じられないな。
得 本来、人間の無意識には無数のアイデアが渦巻いている。
でも「かくあるべし」といった思い込みや常識が検閲をかけていたら、斬新なアイデアはなかなか表に出てこられない。
だから瞑想によって判別を外して物事をありのままに見ると斬新なアイデアが浮かんでくるという考えよ。
仏教の「無分別智(むふんべつち)」とも言えるかもしれない。
良い、悪い、といった価値判断をせず、物事を眺めることよ。
金 まるで悟りの境地じゃないか。
得 あはは。案外そうなのかもね。
瞑想を始めてから人間関係者が良くなったという人もいるよ。
金 こんどはそっち?どうしてそうなるの?
得 ヴィパッサーナ瞑想を思い出してみて。
雑念を消そうとするのではなく、「雑念が浮かんでるな」と気づくことにとどめて心の動きを「観察」するのが肝心だったよね。
これは言い換えると、ありのままの自分を受け入れるということ。
つまり、ありのままの自分を肯定し、慈しむということにつながるの。
心理学では慈悲心とよんでいる。
金 自己肯定感が高い状態だね。
得 うん。
自分で自分を肯定できていれば、他人と比較して卑屈になったり、他人の評価が気になったりしなくなる。
そして、自分を慈しむ心がそのまま、他の人たちを慈しみ、思いやりを向ける心として立ち現れる。
すると周りの人々が自分を見る目も自然と変わってくる。
結果、人間関係が良くなるというわけ。
仏教には「自利利他円満」という言葉があるけれど、自分のことを後回しにしがちな私たちにとっては、まず自分を大切にすることね。
金 瞑想してみんながその慈悲心を育んだら世の中平和になるかもしれないね。
得 あはは。ジョン・レノンなら「イエス」と言ってくれそうだね。
2024.6.29 朝日新聞 〈be on saturday〉 「知っ得 なっ得 『瞑想の、ススメ④ 人生が変わる? 自分が変われば周りも変わる』」から。
取材協力・川野泰周さん(精神科医・心療内科医・臨済宗建長派林香寺住職、著書に「ずぼら瞑想」など)
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〈滝のシンクロシリーズ?〉
金曜日、ヒロ○さんと相○さんが日光の街で困っている人たちの手助けをする番組で、また「華厳の滝」が映し出されました。
昨日の昼には、ある番組で新神戸駅から徒歩15分ほどの距離にあるという「布引の滝」が。
そして、「空飛ぶ」というワードもたびたび現れていたのですが、水曜日に「月待ちの滝」の近くに「空飛ぶ流しそうめん」という名物があるとTVで紹介がありましたが、昨日ある番組では岩手県に「空飛ぶだんご」という名物もあると。
そして昨日たまたま見たYouTubeでは、「空飛ぶスパゲティーモンスター」という言葉が出て検索したところ、アメリカにあるパロディー宗教とのことでした。
他にも昨日は、「気楽」という言葉に三回気づいたり、etc.
「気楽」=エネルギーが楽しい、軽い、楽。
他にも毎日小さなシンクロに気づく毎日です
〈追記〉
いま15分ほどTVを観ていたら、箱根の小さな「蛙(かわず)の滝」という場所が紹介されました。
滝ずくし
(18:45)