【教習所では教えてくれない実践スキル】
ギリギリ行けそう? ―― その判断が事故を呼ぶ
ギリギリを“知る”ことで、安全な幅を持つ。
■ ギリギリは「経験が浅い人ほど」危険な判断をしやすい
フォークリフトでありがちな事故のパターンに、
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「行けると思って通ったらぶつけた」
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「パレットを抜いたら荷物が崩れた」
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「隙間に刺そうとして棚をこすった」
という“ギリギリ判断の失敗”があります。
経験が浅いほど、「自分の感覚」を信じてしまいがちですが、
“ギリギリ行けそう”という感覚は、ほとんどの場合、間違っています。
■ 「ギリギリ訓練」で、安全な判断力を身につける
私たちフォークリフト・プロフェッショナルスクールでは、
この“ギリギリ”をあえて訓練に取り入れます。
【訓練例】
◆ パレットの間隔を数センチずつ狭くして通過訓練
最初は余裕のある幅から、徐々に狭めていきます。
「この幅ならいける」「これは無理」――その境界線を体で覚える。
◆ 高さ制限バーでの上下感覚訓練
ラックの棚板すれすれにパレットを入れる訓練を通して、
上下のクリアランス感覚を養います。
◆ 壁ギリギリの旋回訓練
壁にテープを貼って、こすったら即アウトの実践形式。
「回しすぎ」や「引きが足りない」感覚をリアルに体験できる場所を作りたい。
■ ギリギリの先に事故がある
「いけるかも」は、いかない勇気に変えること。
私たちが教えたいのは「操作の上手さ」だけではありません。
“やめておく勇気”こそがプロフェッショナルの証です。
■ なぜギリギリを訓練するのか?
教習所では、余裕のあるスペースで操作を教えます。
でも実際の現場では、通路も棚の隙間も、ギリギリが当たり前。
だからこそ、本当にギリギリの限界を知る訓練が必要なんです。
「知っている」からこそ、「やらない」という選択ができる。
■ 経験でしか得られない“止まる勇気”
ギリギリを攻めるのではなく、
ギリギリの手前で“止まれる人”が現場を守る。
私たちは、ただリフトを動かす人を育てたいのではありません。
**「一秒先を想像し、危険を回避できる人材」**を育てたいのです。
