2024年。サバティカルでドイツを離れる前に、長いこと先延ばしにしていた歯科インプラントを埋め込むことに決めました。
歯科インプラント普及率の高いドイツでは、外科医一人当たりの日常的にこなしている症例数も高いため、ドイツでの施術自体には全く不安はありませんでした。
今後また別の歯で同じ治療(願わくばさらに手技が進化しているといいな)をする可能性があるので、今回の流れを記録しておこうと思います。
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経緯
大学時代にアメリカで怪我をして上下多くの歯を破損し、すぐに一時帰国して日本の歯科で根管治療の末全て保存してもらいました(アメリカでは全て抜歯と言われた)。
その後20年以上経ち、特に損傷のひどかった左上部の連続する大臼歯と小臼歯の計3本が次々と寿命を迎えたため抜歯。
現在はこの3本分が歯抜けの状態であります。
このままいくと右側に負担がかかり、健康な歯まで失っていくことになるため、かかりつけの歯科医と相談してドイツで歯科インプラント手術を受けることを決めました。
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2024年2月。
歯科インプラント手術当日。
メイクなし、アクセサリーなし、コンタクトなしで来院。
全身麻酔をお願いしていたので、麻酔医に支払う現金と手術同意書を準備して先生のプラクティスに向かいました。
予定する手術内容は、
・インプラント2本埋め込み(大臼歯、小臼歯)
・サイナスリフト(骨造成)
オペ8時間前から飲食はできなかったけど、前日の夕食は食べられたし、そもそも寝てる時間だったから別に困ることはありませんでした。
朝7:30のコンスタンスの街↓
待合室で名前を呼ばれると、まず麻酔医から麻酔導入から覚醒までの流れを説明してもらいました。
- オペ室に入る前に靴と髪をカバー。靴のまま手術台に乗り、シートで全身保護(不潔だし、寒いから?)
- 静脈から点滴開始。さらに抗生物質の投与。
- 10分ほど血圧と酸素濃度をモニタリング。
- 先生曰く『眠くなるくすり』を投与して入眠。
→ここからは記憶なし。
意識を失ったあと、ラリンジアルマスクで口腔から気道確保し(意識が落ちる前に見せてくれた)、その後術部に部分麻酔をかけてオペ開始だったらしい。
- 術後、意識が戻るのを待ち、レントゲンで術部の確認と自宅でのペインコントロールの説明。
目覚めたら、オペ室の隣の部屋のベッドでした。
オペは予定どおりの内容と進行で、1時間強だったそうです。
薄らぼんやりする意識のなか、先生や看護師さんが通りがかりに頑張ったねと声をかけてくれましたが、実際のところがんばったのは彼らでわたしは寝ていただけでありました。
術後2時間ほどでカモミール茶(刺激の少ない紅茶)を飲んで、胃の調子が問題なければ、最初の痛み止め(ibuprofen)を開始。
あとは0.5lの水分を摂取できたら飲食してもよいのだそうですが、とてもそんな気にはなれない。
基本的な注意事項は以下のとおりでした。
- 鼻をかまない
- 運動しない
- 頭を下げて寝ない
- 飲酒しない
- 術部を冷やす
- 乳製品を摂取しない
- フルーツなど生ものはよく洗う(バクテリア対策)
- 鼻腔が詰まらないよう(骨造成のサイナスリフトしたから)、数時間おきに処方された鼻用の薬品を使うこと
骨造成もおこなったせいか、3日後にマックス腫れるのだそうですが、なんにせよいちばんおそろしいイベントは終了しました。
受付から帰宅まで約4時間ほど(8:00に到着し、12:00ごろに説明が終わり帰宅)。
あとは2週間後に抜糸。
さらにサバティカルのあと切開して上部アタッチメントを装着する流れになるようです。
手術前の外科医のコンサルティングも看護師の説明も丁寧だったし、なによりも麻酔医が麻酔導入の流れを分かりやすく丁寧に説明してくれたので、安心してオペを受けることができました。
まだ経過は分からないけど、いまのところ大変満足のいく医療を受けられてありがたかったです。
療養のため今週末までお休みになるので、うちでゆっくり養生しようと思います。


